一心不乱に音楽に合わせキレッキレのダンスを踊る金髪美女のCMに気づいた読者も少なくないはず。今や4月からの月9のヒロイン抜擢をはじめCMに引っ張りだこの若手女優・本田翼その人なのだ。だが突如、彗星のごとく現れたヒロインではなくモデルから鳴り物入りで参入したものの下積み時代も長く、数々の「艶技」もこなしてきた苦労人。そんな彼女の知られざる「下積み仕事」を振り返ってみよう。
「♪LINEモバッイッル~」
軽妙なリズムに合わせて、ナースや警官のコスプレをした本田翼(26)がノリノリで歌い踊るCMをご記憶の方も多いだろう。2月から流れている「LINEモバイル」の新作CMが男受けを狙った“あざとかわいい”と話題なのだ。
「本田はCMに引っ張りだこ。『アサヒビール贅沢搾り』で嵐の相葉雅紀(36)と共演するなど、現在9本ものCMを抱え、今やCM女王と言っても過言ではない」(広告代理店関係者)
近年は女優としても大活躍。今年1月には、テレビゲーム「ドラゴンクエスト」の世界観を踏襲したドラマに出演するなど、若手女優トップに肉薄する勢いなのだ。
女性誌記者が語る。
「すでに4月スタートの月9ドラマ『ラジエーションハウス』(フジテレビ系)でのヒロイン役が決定しています。お相手は、20年上期の朝ドラ主演が決まったばかりの窪田正孝(30)と、話題性もバツグン。番組改編期である4月期は、各局が力を入れるクールのため、彼女への期待値の高さがうかがえます。これに加え、5月に公開される映画『空母いぶき』(キノフィルムズ)にも出演。西島秀俊(47)、佐々木蔵之介(51)らに交じって空母に乗り込む、紅一点の女性ライターを演じています」
ここにきていきなりブレイクしたと思われがちな本田だが、06年にモデルデビュー。その後、同性の間でカリスマ的な人気を誇り、11年より女優としての活動をスタートさせている。アイドル評論家の中森明夫氏が彼女の勢いを分析する。
「ホンワカとした柔らかな雰囲気と、ハツラツとした爽やかさが本田さんの魅力。新垣結衣さんや広瀬すずさんもそうですが、モデルとして女性人気を得てから女優になるのは、近年の既定路線であり、セミショートの髪型も人気女優のトレンドです。年齢的に遅めの女優デビューではありましたが、今後、トップ女優に仲間入りする可能性は十分に考えられます」
実際、女優としても出足は上々だった。12年に、「GTO」(フジ系)でメインクラスの生徒役を演じたかと思えば、15年には「恋仲」(フジ系)で初の月9ヒロインに。学園ドラマや王道のラブストーリーを経ていざブレイク‥‥と思いきや、そう簡単にはいかなかった。芸能記者が語る。
「彼女はデビュー間もない頃からなぜか、清純派がやらないエロ仕事が多かった。深夜帯でヒロインを演じたドラマでは、制服姿のままベッドの上で彼氏とイチャイチャするシーンがありましたし、別のドラマではバストラインがくっきりわかるようなナース服姿も披露。かと思えば、ムダに短いショートパンツやスカートをはくことも多く、よくも悪くも“お色気要員”だった」