実質的一番人気のメンバーの突然の卒業にファンはただただ戸惑うばかりだ。
欅坂46の長濱ねるが同グループから卒業することを3月7日に公式ブログで発表した。
長濱は〈16年間 ぼんやりと歩いてきた自分にとってこの3年はとにかく走って走ってずっと閃光の中にいたような、そんな感覚で。記憶のどの瞬間を切り取っても眩しくて楽しくて幻みたいなのです〉と、欅坂に加入してからの約3年半を回顧。そのうえで、〈突然のお知らせになってしまうのですが、8枚目のシングルをもちまして私は欅坂46を卒業します〉と、先月27日に発売された8thシングル「黒い羊」を最後にグループからの卒業を報告している。
開催が発表されている握手会についてはすべて参加する予定だというが、4月4日から6日まで大阪で行われるデビュー3周年記念ライブへの出演は未定とのこと。
「『黒い羊』のカップリング曲『Nobody』の歌唱メンバーに長濱は入っていたものの、なぜか『Nobody』のミュージックビデオには長濱の姿がありませんでした。また、1月下旬頃から長濱は自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『欅坂46 こちら有楽町星空放送局』(ニッポン放送)を体調不良で休んでいた時期があったり、欅坂の冠番組『欅って、書けない?』(テレビ東京系)で長濱の姿を最近見かけなかったこともあって、ファンの間では長濱を心配する声も上がっていました。ですから、まったく卒業の予兆がなかったといったらウソになりますが、ファンからすればまさかといった感じでしょう」(アイドル誌ライター)
そんな長濱は欅坂屈指の人気メンバーということもあって、当然、ファンからは「ダメだ、頭が真っ白だ」「辛い…卒業を受け入れられない」「ねるがセンターを務める楽曲を一度でいいから見てみたかったな」などといった声が上がるなど、長濱の卒業にショックを受けるファンが続出している。
「17年に発売された長濱のファースト写真集『ここから』は累計発行部数20万部を突破。握手会人気も欅坂でトップクラスの長濱。ビジュアルは王道のアイドル系なものの、ゲテモノ食いを勢いよくやってのけたりと野生児的な言動が見られ、そこもいい意味でギャップがあり、冠番組での活躍も目立っていました。また、学力も欅坂で1、2を争うレベルでクイズ番組にもピンで出演していたりと、マルチな才能があっただけに、ただただファンとしては残念でしょう。もっとも長濱は親が反対したことで、欅坂の最終オーディションを辞退していましたが、最終的には最終オーディションが免除されて、他メンバーに遅れての欅坂入りしているという特別待遇があったことから考えても、長濱がいかに逸材だったのかは運営側がいちばん、痛いぐらいに感じていることでしょう」(前出・アイドル誌ライター)
卒業後の進路については未定というだけに、今後の発表にも注目していきたいところだ。
(石田安竹)