元NMB48で現在はソロアーティストとして活動する渡辺美優紀が、2年間限定のガールズユニットを発足させる。3月17日に募集を開始したもので、渡辺自身がプロデュースを行い、メンバーとしても参加するユニットになるという。
募集に際してはプロダクションの所属・無所属は問われず、本ユニットの活動に2年間専任できればオーケー。30歳までの女性であれば、歌や踊る事が好きならば誰でも応募できるという間口の広いオーディションとなっている。
「応募条件では年齢の上限が30歳までとなっており、異例の高さとなっています。たとえば秋元康氏プロデュースの『ラストアイドル』では第一期が26歳まで、第二期が22歳まででしたし、他のグループでも20~25歳あたりが上限というケースがほとんど。そのため今回のメンバー募集には夢をあきらめきれないアラサーの応募者もかなり集まりそうです」(アイドル誌のライター)
しかもプロダクション所属でもオーケーとあって、アイドルファンからは他グループの卒業者が応募することも期待されているようだ。だが、異例の“30歳まで可”という条件については、その裏の狙いをいぶかる声もあるようだ。
「プロデューサー兼任の渡辺が25歳ですし、彼女より年上の応募者が合格する望みは薄いんじゃないでしょうか。しかし、そこをあえて“25歳まで”としなかったのは、このオーディションでひと稼ぎしようという狙いがあるのかもしれません。最近のメンバーオーディションでは動画配信アプリ上でファンに“投げ銭”してもらった金額を競うケースが主流になってきています。今回の募集でもオーディションアプリ『mysta』での“応援ポイント”が審査の鍵となります。そして、アラサーに近い応募者はネットアイドル活動などで、人数は少ないながら太いファンを持っているケースが少なくありません。そんな応募者をたくさん集めて競わせれば競わせるほど、主催者側の儲けも大きくなるというわけです」(前出・アイドル誌ライター)
もちろんこれは仮説にすぎず、渡辺としては幅広い応募者を集めて有望な人材を見つけたいだけかもしれない。はたして渡辺より年上のメンバーは誕生するのだろうか。
(金田麻有)