4月11日、天海祐希主演ドラマ「緊急取調室」(テレビ朝日系)のシーズン3がスタートし、平均視聴率は15.2%。シーズン1の平均視聴率は12.9%。ドラマスペシャルは14.6%。シーズン2は13.9%と着実にファンを増やしているこのシリーズの、変わらぬ高い人気を示す形となった。
この日は、番組の終わりに昨年2月に急逝した大杉漣さんを追悼し「中田善次郎役を演じて下さった大杉漣さんは これからもずっとキントリの一員です ありがとう善さん」とテロップで追悼。視聴者の涙を誘った。
この人気作品の同時間枠で勝負を挑んだのは、二階堂ふみと亀梨和也のW主演「ストロベリーナイト・サーガ」(フジテレビ系)。こちらの平均視聴率は7.8%と残念な結果となった。
視聴者の間では、2012年に竹内結子主演で放送された同名ドラマの印象が強いようで、ネット上にも「2軍の試合見ているみたい」「二階堂ふみは嫌いではないけど、やっぱり竹内結子が良すぎた」「せめて話をちょっとは変えてほしい。 犯人わかっておもしろくない」「いい役者そろっているんだから、まったく違う作品にしたらよかったのに。 もったいなさすぎる」といったコメントが書き込まれた。
「同じ時間帯の放送ということで、見逃せない『キントリ』と初回を見ておきたい『ストロベリー~』を、一方は録画、もう一方はオンタイムで見たという視聴者も多かったようです。視聴率は『キントリ』が高く、『ストロベリー~』は“録画視聴”が高いのかもしれません。しかし、視聴者の感想としては、視聴率の結果通り『キントリ』の圧勝となったようです」(テレビ誌ライター)
人気ドラマのリメイクで果敢に勝負に出たフジテレビだが、無謀な戦いだったのかもしれない。