人気漫画の実写化映画で4月19日に公開された「キングダム」での、「美しさ」「強さ」を兼ね備えた「山民族」最大勢力の女王役が好評な長澤まさみが、「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)に出演したのは去る4月21日。ここでは一転、その「か弱さ」を告白していた。昨年公開の映画「50回目のファーストキス」で共演した若手俳優の太賀に「泣かされたエピソード」を明かしたのだ。
番組で長澤は苦手な男性のタイプについて聞かれ、「デリカシーがない人」と回答。その人物こそが太賀とのことで、何でも同作品の撮影の休憩中に太賀、山田孝之、佐藤二朗と雑談中に「長澤の笑い方、よくモノマネされるよね」との話題になり、男性出演者たちが長澤の笑い方をマネ始めたという。
佐藤と山田は長澤の笑い方を誇張したモノマネを披露。長澤は「そんな顔して笑わないですよ」と不快感を示したが、モノマネはどんどん過激に。そして、最後にモノマネした太賀はもはや別人というほど変顔全開な笑い顔を見せ、そのデリカシーのなさに長澤は思わず泣いてしまったというのだ。長澤によればこれには後日談があり、同作の舞台挨拶イベントで福田雄一監督が太賀に長澤の笑い方のマネをするよう振ると、太賀は逆に中途半端なモノマネをして会場から笑いも起きなかった。その振り切らないモノマネを見た長澤は即座に、
「そんなんじゃないじゃん!もっとひどいのやってたじゃん」
とツッコミを入れ、やるならちゃんとモノマネをやるべきだと、さらに腹が立ったというのである。
このエピソードにネット上の視聴者からは「長澤まさみを泣かせた太賀はひどい」「実際はそんなにひどい笑い方してないのに、バカにされると腹が立つよね」「本人がイヤがってるんだから、立派なイジメだね」など、長澤を泣かせた太賀を批判する声が多数見受けられている。が、一方で、「これは太賀が可哀想だろ」「そりゃ泣かれたんだから、一般客の前で誇張したモノマネは見せないでしょ」「これって、太賀も被害者なんじゃないの」など、太賀を擁護する声も多数見受けられている。
「佐藤に山田と、先輩2人が先に長澤のモノマネを披露したわけですから、太賀がそこで『できません』とは言えなかったはずですから、場の空気を考えるとモノマネをするしかなかったのでしょう。また、舞台挨拶イベントでは長澤に泣かれた誇張モノマネを再現したら、それこそデリカシーのない男になってしまいますから、太賀なりに長澤に気を遣った結果が中途半端なマネになってしまったのではないでしょうか。とはいえ、勝手にモノマネをされて、泣かされてしまった長澤も悪くないことから、結局のところは長澤の誇張したモノマネを作り上げ、世に浸透させた女性芸人・福田彩乃が悪いと判断して、福田への批判も集まる珍展開が見られています」(エンタメ誌ライター)
長澤としてもどうしても誇張モノマネが我慢できないとなれば、まずは福田にクレームをぶつけるべきか?
(権田力也)