ドラマ界の「2大視聴率女王」と呼ばれる天海祐希と米倉涼子。ヒット作を連発する立役者にその接点は皆無のはずだった。ところがプライベートでは、あまりの親しさに周囲もうらやむほど。独身という共通点からその関係性を勘ぐる声もあるのだ。その怪しくも密接な「交遊」の一部始終とは‥‥。
4月のドラマ改編期から1カ月余り。民放ドラマの高視聴率番組はいずれもシリーズものが幅を利かせ、今や定番になりつつある。沢口靖子主演の「科捜研の女 Season19」(テレビ朝日系)が4月平均13%を記録する一方、その数字を追い抜き注目されているのが、3シーズン目に突入した天海祐希(51)主演の「緊急取調室」(テレ朝系)だ。初回は15.2%を叩き出し、平均でも13.7%と絶好調。
今や10月ドラマに内定している、米倉涼子(43)主演の大ヒットドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレ朝系)と拮抗し、ドラマ界の「2枚看板女優」と並び称されている。芸能評論家の三杉武氏が解説する。
「昨年放送された米倉が主演を務めたドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレ朝系)も平均視聴率15%とヒットしましたが、『ドクターX』なら20%超えを狙える。ドラマ視聴者は女性が中心で、男に媚びず、クールビューティーの米倉と天海は人気が高く、テレ朝は人気女優を囲い込むことで他局に差をつけようとしています」
一般的にドラマの主演女優は、舞台の一座の座長に例えられる。いわば一枚看板で、他の看板女優とはまったく接点がないというのがほとんどだった。米倉と天海もまた一部報道ではライバル関係と報じられてきた。ところが、実際には周囲が怪しむほどの密接関係にあるというのだ。芸能プロ関係者が声を潜めて言う。
「実は、芸能界のドラマ関係者の間でも二人が親しいという話はほとんど噂にすら上ったことがない。ドラマの役どころは『強い女』でキャラかぶりしていることが多いですが、私生活は真逆です。サバサバした男っぽい性格の天海に対し、米倉は姉御肌の先輩に甘えるタイプで乙女モード全開。さながらSとMの関係を連想させ、相性がピッタリ。実際、プライベートでは米倉は天海のことを『親分』と呼んで慕っているといいます。面倒見のいい天海が役所の手続きやちょっとした届出に疎い米倉にアドバイスするなど、まるで夫唱婦随の間柄です」
しかも現在、米倉も天海も数々の恋愛遍歴を経て独身なだけに、あらぬ噂が立っても不思議ではない。どこか「M」気質を感じさせる米倉が、「S」気質の天海に引かれていったのは必然の成り行きだったのかもしれない。