5月22日、同棲中の女優・小嶺麗奈容疑者とともに法律違反の薬物の所持容疑で逮捕された元KAT-TUNの田口淳之介容疑者。調べに対し、田口容疑者が薬物について「二人のもの」と証言する一方、「一人で使用していた」と小嶺容疑者が語るなど、いまだ事件の全容は見えてこない。
7月から予定されていた田口容疑者の全国ツアーが中止を余儀なくされるなど、様々な影響が危惧される今回の事件だが、中でも危惧されているのが「過去の出演作」に関する問題だ。田口容疑者の逮捕が報じられた直後、ツイッターではフジテレビ系ドラマの「リーガル・ハイ」がトレンドワードに。同作で田口容疑者は、謎の青年・加賀蘭丸役で出演していたため「再放送」や「続編制作」の自粛を危惧する声が広がったのだ。
今回の事件を巡る「リーガル・ハイ」の扱いについて「同じく堺雅人の主演作である『半沢直樹』(TBS系)の続編制作が発表されたばかりとあって、フジテレビ局内でも大きな話題になっています」と語るのは同局関係者。続けてもらおう。
「屈指の人気シリーズだけに『お蔵入りになれば大ダメージ』と心配する声も出ているものの、実際は『今後の扱いに影響無し』との楽観的な見方が大半なんです。あるスタッフは『続編制作もまったく問題ない』と断言していましたよ」
なぜそこまで楽観視できるのか──。
「続編制作については、3年前に田口容疑者がジャニーズ事務所を去ったことにより、そもそも“いないこと”になっているんです。再放送に関しても、極めて深刻なスキャンダルが報じられ、芸能界を引退した成宮寛貴が出演する『相棒』(テレビ朝日系)が再放送を繰り返している前例もあり、『リーガル・ハイ』に関しても大丈夫でしょう」(前出・関係者)
ドラマのファンにとってはひと安心のようだ。
(白川健一)