同時期にトップ女優がドラマに登場したNHKが揺れている。片や広瀬すず主演で万全のスタートをした朝ドラ「なつぞら」は連日20%超えを維持して好調を継続中。一方、東京五輪を来年に控えての開始となった大河ドラマ「いだてん」は綾瀬はるかを投入しても視聴率が6%台まで急落! ジリ貧にアエいでいるのだ。その大差の理由はズバリあの部位にあったという──。
現在放送中の大河ドラマ「いだてん」が、いよいよ危険水域を迎えている。6月9日放送の第22回の視聴率が6.7%と大河史上最低記録を更新。「近代劇は当たらない」という大河ドラマのジンクスがあったとはいえ、関係者は一様にショックを隠せない。スポーツ紙芸能デスクが説明する。
「実は、ワースト記録を更新するのはこれで2度目になります。4月28日放送の第15回では7.1%で、12年の『平清盛』の最低視聴率(7.3%)を塗り替えたばかり。9日夜の同時間帯には久保建英(18)の日本代表デビュー戦があったとはいえ、裏番組の『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)は20.3%と初の20%大台へ数字を伸ばしています。どうやら今年の大河は、6月末の折り返し地点前で視聴者に見放されてしまった」
大河ファンの中心となる高齢者の興味は、確実に「ポツン──」へバトンタッチしてしまったようだ。
大河「いだてん」は来年夏に開催される東京五輪に先駆けたオリンピック企画で、日本人が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、激動の半世紀を描いた五輪巨編ドラマとなっている。
視聴率は初回こそ15.5%と好スタートを切ったものの、第2回では12%と一挙に3%以上も急落。その後、2月に二桁を割って以降は微減を繰り返し、瀕死の状態となっていた。そこで「救世主」として期待されたのが、綾瀬はるか(34)だったのだ。
「主役がマラソンランナーとして初めてオリンピックに出場、その後箱根駅伝の開催に尽力した日本マラソンの父・金栗四三(中村勘九郎・37)と地味なだけに、頼みの綱はその妻・スヤ役の綾瀬しかいない。実際、第3回では綾瀬が自転車でSLに並走し、時速30キロで激走しながら夫を見送る伝説的なシーンが話題を呼び、一時的ながら視聴率を13.2%まで上昇させるのに一役買っています」(芸能デスク)
内助の功で、綾瀬がもう一肌脱いでみせたのが第15回だった。
結婚後もマラソンを続ける四三から冷水浴びを勧められると、
「何事も経験ばい」
と、着物を脱ぎ捨て井戸からくみ上げた真水を、一気に頭からバッシャー。
「ヒャァ~!」
と、カン高い奇声を上げた。この艶姿に、ネット上では、「綾瀬の水浴びキター」など歓喜の声が上がっている。
NHK関係者が明かす。
「実は、この日からは番組オープニングも完全に綾瀬シフトを敷いていました。タイトルバックには主人公の勘九郎が東京の町なかを疾走したり、後半の主役・阿部サダヲ(49)が川を平泳ぎする姿が挿入されていたのですが、ここにバレーボールの回転レシーブをする綾瀬さんを新たに追加したのです。さすがに東洋の魔女のようなブルマー姿ではなく、袴姿。体操ジャージの揺れもありませんでしたが、オープニングの異変に気がついた熱心なファンから『おっぱいバレーの再来だ』などと称賛されていました」
つまり、綾瀬の「おっぱいシフト」がなければ、ドラマがジリ貧になることは数字も証明していたのだ。