詐欺グループのパーティで“闇営業”をしたとして6月24日、宮迫博之ら11名の謹慎処分を発表したばかりの吉本興業が6月27日、スリムクラブの真栄田賢と内間政成を無期限謹慎処分にすると決定した。同日の発表では、スリムクラブが3年ほど前に出席した誕生日パーティに〈反社会的勢力が参加していたものと、当社にて判断し、今回の処分に至りました〉とあった。
その翌28日発売の「FRIDAY」には、指定暴力団幹部の誕生日パーティに、スリムクラブの2人が同席していたと報じる写真と記事が掲載された。
反社会的勢力の事情に詳しいジャーナリストは「スリムクラブはパーティへの反社会的勢力の参加は認識していなかったとのことですが、幹部の酒席に呼ばれていながら“知らなかった”というのは解せない」と言う。そして、こう続ける。
「幹部となれば、プライベートな飲み会であっても、店内だけでなくドア前や店のある建物の入り口にまでボディガードが付きます。そんな雰囲気のパーティに、真栄田と内間が知らないまま参加するわけがない。何も事情を知らずに参加して、ヘタな言動でしくじりでもしたら大ごとになりますからね。また、この報道で、戦々恐々としている芸能人は数多くいるのではないでしょうか。過去に私が取材で参加した、一流ホテルで開かれた、実質的に反社会的勢力のパーティには、有名演歌歌手や人気芸人も会場にいました。もちろん、ただいるだけではなく、歌や芸で場を盛り上げていましたよ。昔からそうした社会と芸能界は当たり前のようにつながりを持っていました。暴排条例ができたからといって、簡単に関係を終わらせることはできないのでしょう。当然、入江や宮迫の件とスリムクラブの件だけではないと考えるのが自然でしょう」
スリムクラブが処分された27日には、すでに宮迫らと同じパーティに参加して謹慎処分になっていたお笑いコンビの2700も新たにスリムクラブと同じパーティに参加し金銭を得ていたことが判明し、無期限謹慎処分となったことも吉本興業が発表している。
身に覚えのある芸能人は、マスコミに公表される前に自己申告したほうが、ダメージは少ないかもしれない。