反社会勢力の忘年会に“闇営業”で参加し、そこに金銭の授受があったことで所属する吉本興業から謹慎処分を下された、宮迫博之、田村亮、レイザーラモンHGら芸人11人。その対応に、テレビ各局では今もドタバタが続いているという。
「11人合わせて1000以上の仕事で調整が必要という途方もない事態で、吉本以外で謹慎処分を受けたザブングル・松尾陽介と加藤歩を合わせると、一説に違約金の総額が5億円に達するといいます。特にレギュラーの多い宮迫については『アメトーーク!』(テレビ朝日系)が今後の出演を見合わせ、収録済みのものは対応を検討。関西ローカルの『松本家の休日』(ABC)は29日放送分を休止で以降は検討中、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)でも出演見合わせ、『炎の体育会TV』(TBS系)は今後の出演はなしとなっています」(テレビ誌記者)
また、田村亮についても、「ロンドンハーツ」(テレ朝系)は収録済みのものは対応を検討し今後の出演は見合わせ、「ラン×スマ」(NHK-BS1)は別番組に差し替え、「おかべろ」(フジ系)は検討中となっている。
こうした混乱を受け、テレ朝の人気番組「アメトーーク!」と「ロンハ──」の今後については、ネット上で起用法についてのこんな提案まで飛び交っている。
「『アメトーーク!』は宮迫の代わりに田村淳を入れ、『ロンハー』は田村亮の代わりに蛍原を入れたらいいという意見が多く見受けられます。雨上がりとロンブーの残った者同士がたがいの冠番組でMCコンビを組めばいいというわけです。ただ、確かに局も事務所も同じで話もまとまりやすいものの、各局内では“イメージ的にもコンビの冠自体をいったん差し替えるべき”と、最悪の事態を考慮しての案まで飛び出しているという情報もある。そうなると、問題の当事者ではない田村淳も蛍原も、完全に出番がなくなるということです」(夕刊紙記者)
芸人頼みのバラエティ番組が多すぎたツケとも言えるが、混乱はしばらく続きそうだ。
(鈴木十朗)