「ARASHI EXHIBITION “JOURNEY”嵐を旅する展覧会」が7月1日からスタートした。
東京会場で11月30日まで開催された後、大阪、福岡、宮城会場を巡回していく。デビュー20周年にして初の展覧会ということで、ファンの期待はヒートアップ。ネットでは一足早く足を運んだ嵐ファンたちの観覧体験トークが話題をさらっている。
「展示は嵐20年の歴史がつまったものです。総カット数380カット超の写真はとにかくボリューミー。嵐の衣装7パターン35体が並び、各メンバーの創意工夫による個人スペースでの展示コーナーもあります。嵐の手描きミッキーマウスの原画から、果ては二宮和也がゲーセンで取った犬のぬいぐるみまでズラリ勢ぞろい。で、最後は物販コーナーでのてんこ盛りのオリジナルグッズが待ち構えています。コンサートグッズとは比べものにならない豊富な種類にファンの財布のひもは緩みっぱなし。大きな袋を両手に下げて帰るファンでごった返していますよ」(エンタメ誌ライター)
「ジャニーズ商法」のうまさに脱帽するのは、ジャニーズウオッチャーだ。こう話す。
「この展覧会は嵐のファンクラブの会員しか入場できないんですが、入場するためには、日時を決め、一人2枚まで、第4希望(10時、14時、18時)まで書いて応募しなければなりません。1カ月ごとの申し込みで、抽選に当たってようやく入れます。希望した日時が都合悪くなっても、本人確認があるから、他人に譲ることはできません。当選後のキャンセルも返金もできない。はずれたら翌月また申し込みに参加、抽選結果を待つ。当選するまでずっと申し込みに参加できますが、全員必ず当たる保証はない。1回当選したらそれっきりで、別の会場で応募することはできない。オリジナルグッズを購入できるのも会員だけで、会場のみの販売。9月からオンラインショップで販売予定ですが、こちらも会員限定です。オンラインショップでの販売予定品がわからないので、会場でとりあえずやみくもに購入してしまうハメにもなるんです。とにかく、一期一会の希少体験だけに、どこもかしこも熱気むんむん。メモを取り、上下左右360度を見渡しながらそろりそろりと移動していくような感じです。興奮状態のままスーベニアショップになだれこむと、グッズは1アイテム2点のみ購入の縛りがあるから、より多くの種類を買い込むことに。最後だからと自分に言い聞かせて爆買いするファンが目立っています」
2020年いっぱいでの嵐の活動休止を巧みにビジネスに結び付けているジャニーズ商法、儲からないわけがない。
(塩勢知央)