飲み屋街で手の込んだ本格洋食に舌鼓!オリジナル「キャベボナーラ」は感動の満足感
日本屈指の飲み屋街、新橋の駅から歩くこと数分。何気ない雑居ビルの2階に、通人の知る洋風居酒屋の名店がある。様々なジャンルを経験し、料理人歴40年に迫ろうという店主、小山さんが営む「こやまん家」だ。
カウンターが中心のこぢんまりとした大衆酒場ながら、メインは本格的な洋食。名物のひとつ「ハンバーグステーキ」は、豚を細かくひき肉に、牛はあえてゴロゴロとしたブロック状で使い、その2つを合わせることによって、なめらかなのにステーキのような食べごたえのある驚きの食感を生み出している。
うまいものがある場所には女性が集まる。この店も、常連率は女性のほうが圧倒的に高いそう。ある夜、ダイエット中の女性に「どうしてもカルボナーラが食べたい」と言われ、麺をキャベツで代用して作ってあげたところ、彼女は喜び、涙を流しながら食べたのだそう。それが今や定番メニューとなった「キャベボナーラ」で、ほぼ千切りキャベツ+ソースのみとは思えない満足感は、確かに感動ものだ。枝豆ひとつとっても、鞘からむいてニンニクとともにオリーブオイルで炒める芸の細かさ。
新橋で、きちんとうまいものをつまみに、しかし気軽に飲みたければ、間違いのない店。
■こやまん家
住所:東京都港区新橋3-3-8 信友ビル2F 電話:03-6268-8159 営業時間:平日11:00~16:00、17:30~翌3:00 土16:00~22:30 定休日:日