芸能

吉本「恐怖支配のカラクリ」“闇”座談会(1)「非主流派」によるクーデター

 宮迫と田村による「クーデター会見」で深刻な“ブラック体質”が暴露された吉本興業。後日「冗談だった」としながらもパワハラ言動を認めた岡本社長ら同社幹部の絶対的権力はいかにして完成したのか。事情を知る関係者たちがタブーを恐れず証言する。

──一連の騒動をどう受け止めていますか?

A(吉本マネージャー) 率直な話、会社としては痛恨の極みですね。クールジャパン機構から100億円の出資を受けて、教育産業に進出することが今年4月に決まった直後のゴタゴタで、最悪のタイミング。社内では「100億円がパーになりかねない」とささやかれているぐらいです。

B(吉本芸人) 極楽とんぼの加藤さんが「取締役が辞めなければ自分が退社する」って「加藤の乱」を起こしたけど、あえなく「鎮圧」されたことで「やっぱり吉本の上層部に逆らうのは不可能だ」と再認識させられたね。岡本社長のグダグダ会見のあと、「今なら何を言っても大丈夫」と勘違いして「吉本批判」をしてしまった芸人たちは猛烈に後悔している。「会社に報復されるのでは」って戦々恐恐としてるのが現状だよ。

A もちろん会社は「誰が何を言ったか」は事細かに把握しているし、懲罰が下されるのも避けられない。今は売れっ子の加藤も、今回の「クーデター」で、遠からず仕事がなくなるのは間違いない。岡本社長本人も「軽々しく俺にたてついた平成ノブシコブシの2人は一生許さん」とブチ切れてたらしいです。

C(フリージャーナリスト) そんな岡本社長も同じくダウンタウンの元マネージャーで、吉本のトップに君臨する大崎会長の「操り人形」であることは知られた話ですからね。先日の会見は「大崎会長を守るため、あらゆる批判を自分に集中させるサンドバッグになったのでは」とみられています。

D(民放キー局社員)「笑ってはいけない」シリーズの「アウトー」の声でおなじみの名物マネージャー・藤原寛氏(50)も、今では吉本の副社長。未来の社長候補と目される、元フジの女子アナ・内田恭子の夫も、もともとは浜田雅功(56)のマネージャーです。結局、今回のゴタゴタは会長以下、吉本を牛耳っている「ダウンタウン一派」に対する「非主流派」によるクーデターだとの見方も根強いですね。

E(元吉本スタッフ) 芸人の中でもダウンタウンに近い今田耕司(53)、東野幸治(51)、木村祐一(56)、板尾創路といった面々は明らかに他の芸人よりも優遇されている。決して超売れっ子ではない木村と板尾が映画監督デビューできたのも、こうしたポジションありきでしょう。

A 確かに人数としては決して多くない「ダウンタウンファミリー」がタレント6000人、社員865人を抱える巨大組織・吉本興業の権力を掌握しているいびつな構造が年々顕著になっています。

E 松本が「大日本人」(松竹)はじめ、4本も大赤字の映画を撮らせてもらえていたことからも、その異常さがわかる。

D テレビ局では「松本人志に嫌われたタレントは他の吉本芸人とも共演させられない」という謎の忖度が一部にあるんですよ。結局、そうしたことから、松本との不仲が報道されていた格闘家の角田信朗(58)がテレビから完全消滅してしまいました。今回の騒動を受けて「とりあえず今後の新番組で加藤浩次はキャスティングできそうにない」といった忖度が早くも働き始めています。

<座談会メンバー>

A:吉本マネージャー/B:吉本芸人/C:フリージャーナリスト/D:民放キー局社員/E:元吉本スタッフ

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