8月24~25日に放送された「24時間テレビ」(日本テレビ系)。駅伝形式となったチャリティマラソンでは同局の水卜麻美アナが42.195キロを激走し、翌月曜日放送の「スッキリ」にも出演を果たした。
「水卜アナの出場は本番当日までシークレットとなっていましたが、そもそも彼女が選ばれたこと自体、局内からは批判が続出していたようです。会社員に社命としてマラソンを走らせること自体が異常ですし、タレントではない会社員にランナーを務めさせるのは、これまでチャリティマラソンを走ってきた歴代の芸能人ランナーたちに失礼だという声もあったとか」(テレビ局関係者)
24時間テレビのランナーは負担が大きいわりに、最近では世間からネガティブな目で見られることも多く、担い手が見つからないのが実情。日テレ側が何人ものタレントにオファーしたものの断られ、苦肉の策で水卜アナを選んだとの観測も根強い。だが、当の日テレにとっては結果オーライだったというのだ。
「今年は前回を1.3ポイント上回る視聴率16.5%をマーク。いくらネットで叩かれようが、ここ5年で2番目という好調な数字に日テレ幹部も大満足しているそうです。一方で現場の局員には、今回の数字が良かったことで来年以降も同じような番組作りを求められるのではとの警戒感も浮上。水卜アナの起用が数字に結び付いたと評価されれば、来年以降も局アナにマラソンをさせるなど、局員の酷使が続くとの恐れが生まれるのも当然でしょう。また『24時間テレビ』の制作は日本テレビ単独ではなく、日本テレビ系列の30社に沖縄テレビを加えた31社による共同制作。それゆえ系列の地方局から『来年はウチの看板アナがマラソンを走らせられるのか!?』との声があがっても不思議はありません」(前出・テレビ局関係者)
はたして来年の24時間テレビにも「社員ランナー」が出場するのだろうか。
(浦山信一)