近頃は、テレビで見ない日はないと言っても過言ではない活躍ぶりを見せる、芦田愛菜。
「まだ15歳にして、CMやバラエティー番組で抜群の存在感を十分に見せていますが、彼女が最もウケている点は、清潔感や清楚感。それが、多くのCMに起用される理由です。10月12日からスタートした彼女が初MCを務める『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系)は、大人顔負けの知識を持つ子供が登場する番組ですが、大人の視聴者は、その子供と自分の子を対比させて観るのと同時に、芦田のしっかりとした立ち居振る舞いに“ああいう娘が欲しい”とも感じ入ってしまう。その相乗効果が、芦田のMC抜擢の理由の一つとも言えます」(テレビ制作会社関係者)
ただ、芦田の名を知らしめたのは、何といっても2010年のドラマ「Mother」(日本テレビ系)だろう。母親から虐待される少女を演じてお茶の間の共感を呼び、翌11年には「マルモのおきて」(フジテレビ系)で阿部サダヲとW主演を果たすなど、活動の場は主に女優業と見られていた。
「私生活では、名門の慶応義塾中等部に入学したことに加え、かなりの読書家としても通り、今年7月には『まなの本棚』を出版したほど。そうした育ちの良さは見ていてもわかりますが、奢りやいやらしさはまったく見当たらず、今の芸能界では貴重な存在です。そのため、役によってはイメージが壊されてしまう可能性があることから、業界内では現状での役者業を中心とした活動は難しいとも言われている。そんな判断から、しばらくは声優やバラエティーの仕事に集中するのではとも言われているんです」(ドラマ関係者)
天才子役は今後、どのような進化を遂げるのか。
(津田昌平)