W杯カタール大会アジア2次予選真っただ中で、11月14日にキルギス代表戦に臨むサッカー日本代表。11月12日には、海外のクラブチームに所属する南野拓実らがチームに合流し、全選手がそろった。
そんな中、以前からサッカー関係者の間でザワつかせていた、日本代表の10番を背負っている中島翔哉の“ある問題”が解決したという。
「それはスパイク問題です。中島は、これまで契約していて、試合でも着用していたメーカーのスパイクを、今年5月頃からどこのメーカーかわからないように『黒塗り』されたスパイクを履くようになったんです。何か契約上のトラブルが起きたのではないかと物議を醸していたのですが、12日に、新たにミズノとブランドアンバサダー契約を結んだことが発表されました」(サッカーライター)
黒塗りスパイクを履いている間、その「正体」をめぐって様々な憶測が流れ、有力視されていたのがミズノ製のスパイクだった。それだけに謎が解けたという印象もあるが、今度は新たな問題が浮上していた。
「これまで日本代表の10番はチームの顔役として期待され、中村俊輔や香川真司に続いて、中島が引き継いでいます。そしてあくまでも暗黙の了解ということらしいんですが、サッカー協会の最上位スポンサーである、中島がそれまではいていたスパイクのメーカーと契約している選手が10番というのが定説だったんです」(前出・サッカーライター)
そうなるとこの先、中島は背番号10を剥奪されてしまうことも考えられるのだろうか。
「森保ジャパンになってから、日本代表の10番は中島で定着しているので、あからさまに剥奪すれば、それこそ暗黙の了解を認めることになるので難しい。ただ、周囲の心配とは裏腹に、中島自身は背番号に執着がないんです。森保ジャパンに香川と同時召集された時も背番号10について聞かれましたが、『番号はただの番号』と答えていました。本当に根っからのサッカー小僧なので、ボールを蹴れれば満足なタイプ。本人は全然気にしていないようです」(前出・サッカーライター)
所属クラブのポルトではベンチスタートが続いているが、代表でのゴールで周囲の雑音をかき消せるか。新スパイクの真価が早くも問われることになりそうだ。