沢尻の事件はクラブと薬物のつながりを浮き彫りにしている。アサ芸が独占キャッチしたのは、DJとして活動していたモデルのHiROMiことSの逮捕劇だ。かつてはギャル系雑誌「egg」の専属モデルも務めていたが、去る9月13日に、歌舞伎町で職務質問を受けたあと、尿検査で「クロ」と判明し、覚せい剤取締法違反で逮捕されていたのだ。
「11年には同性愛者であることを公表。当時の交際相手とセミヌードを披露し、反響を呼びました」(出版関係者)
そのHiROMiが逮捕されたのは、実は今回で2度目だった。
「約1年前にもクスリで捕まり、執行猶予中でした。その後、今年5月に知り合った女性と交際を始めると、彼女が薬物使用者であることが発覚したんです」(司法担当記者)
11月21日に行われた初公判では、
「注意してもやめないので、自分が刑務所に入れば目を覚まさせることができると思って(注射器で)打たせた」
と証言。証言台に立つ母親の姿を見て流した涙は、更生への誓いだと信じたい。
さて、16年に元プロ野球選手の清原和博氏(52)が覚せい剤取締法違反で逮捕されたあと、交流があった芸能人の中で最も逮捕を恐れていたのは歌手のTだという。
「とあるコワモテ有名人とはシャブ舎弟の間柄。2人で帝国ホテルの一室でドラッグをキメて錯乱し、『オレの話がわかんねぇーのか』とどなり散らしながら、備品を壊す騒ぎを起こしたこともありました」(芸能プロ関係者)
やはり一部のミュージシャンにはアブない噂が付き物のようで、
「人気ロックバンドに所属していたTは、筋金入りのジャンキー。シャブでも何でもぶっ飛ぶものならOK。金銭トラブルもたびたび耳にしますが、クスリに関してはケチらない。数年前、紅白歌合戦に出場経験もあるNは、コンサートのリハーサルの時から異常にテンションが高く、取材をしていた記者の間で、『絶対にやっている』と話題になっていました」(芸能記者)
俳優、歌手、バラエティー番組のMCなど、マルチに活躍するタレントMについても、耳を疑う仰天情報がもたらされた。事情を知るアウトロー関係者が明かす。
「若手の頃からヤンチャなMは、地元でもクスリを使っていることで有名だった。芸能人の薬物ニュースが話題になったりすると、都内にある『シャブ抜き病院』でクリーンな体になって戻ってくるんだよな」
沢尻の逮捕のあとにもひょっとして‥‥。
芸能界をむしばむ薬物汚染。「自分だけは大丈夫」と高をくくり続ける芸能人は、想像以上に多いのかもしれない。