「30年後の自分は何歳かな」
19年9月に環境大臣に就任して以来、とんちんかんな発言で「ポエマー」として頭角を現した小泉進次郎氏(38)。これまで「ポスト安倍」と持てはやされてきたのも一転、党内で求心力を失っていた。
「あまりの期待外れにベテラン議員だけではなく、若手議員からも嘲笑されているよ。もう誰も総理大臣になるとは思っていないだろうな」(自民党関係者)
的外れな発言から「失笑大臣」と揶揄されることも。マスコミやネット上で叩かれたことで目下、進次郎氏に心境の変化が起きているという。
「大臣に就任する前は、記者が踏み込んだ質問をすると、グッとにらみつけて威圧する態度を見せることもありました。それが最近では、自信満々だった表情はなくなり、質問には丁寧に答えるようになったんです」(政治部記者)
さらに自民党関係者もこう明かす。
「これまで官僚のレクなんて無視していたのに、今は大臣室にこもって必死に環境問題を猛勉強しているよ。滝川クリステル(42)の夫として育休をアピールしていたけど、それも口にしなくなってきた」
衆院本会議で初の国会答弁でも、事前に用意した資料を読み上げてなんとか乗り越えた進次郎氏。これには官僚側もホッと一安心だったようだが、それもつかの間、19年12月にスペインで開催された第25回国連気候変動枠組み条約締結国会議(COP25)に出席した際、進次郎氏の演説がまたまた波紋を広げてしまった。
「事前に用意されたスピーチに納得できなかったのか、『私は世界でも最年少の大臣の一人』、『私は来年、子供が生まれる予定』と付け加えたんです。国際会議の場でプライベートアピールするなと批判が噴出。永田町でも『またやったか』と、あきれられていました」(政治部記者)
どれだけ勉強しても“珍次郎節”は健在のようだ。