深夜ドラマに絶対必要なユルさを前面に押し出した「ゆるキャン△」(テレビ東京系)で、主人公のリンを演じる福原遥とは対照的ななでしこを好演している大原優乃。
引っ越してきた当日に富士山を見に出かけたものの、日没まで居眠りしてしまい、1人でキャンプを静かに楽しんでいたリンに助けられるという、天然元気系キャラのなでしこ。リンはシーズンオフのキャンプ場で静かな時間を楽しみたい“1人キャンパー”の上級者なのだが、なでしこはキャンプ初心者。同じ高校に通うようになった2人が、ほかの同級生や新任教師などを巻き込みながら、キャンプを通じて距離を縮めていく、あfろによる同名漫画の実写ドラマ化で、寒い深夜にちょうどいい温もりを醸し出している。
「主演の福原がキツネ系美人顔に対して、大原はタヌキ系ファニーフェイス。福原が細くてきゃしゃなボディなら、大原は迫力あるグラマラスボディなど、とにかく2人のコントラストが絶妙なんです。福原演じるリンは、他人と一緒に行動することで気を使うことを面倒だと思っているキャラなんですが、視聴者はリンに共感しながら、表裏のない笑顔でグイグイ迫ってくるマイペースななでしこにニヤついているのではないでしょうか。大原演じるなでしこは、思考するより先に行動してしまうシーンがたびたびあり、ドジっ子要素も持ち合わせていて、それをナチュラルに演じている大原を見ていると実に気持ちいいです」(テレビ誌ライター)
子犬のようにリンにまとわりつくなでしこがハマリ役の大原。水着でなくモコモコした衣装も、なかなかお似合いだから驚きだ。