1月下旬よりスタートした岡田結実主演の深夜ドラマ「女子高生の無駄づかい」(テレビ朝日系)が話題だ。漫画原作ファンやアニメを観てハマった視聴者からは、《シュールな独特さを実写化では表現できていない》という総スカンを喰らっている。しかし、ドラマが初対面の視聴者には、《中身全くなしのバカバカしいドラマ…でもなんか好き》など、ゆる~い女子高生たちの日常を淡々と描いている世界観に熱視線が送られているのだ。
さて、深夜枠のドラマでの楽しみの一つと言えば、お気に入りの若手女優や俳優を見つけること。主演を演じる“バカ”こと田中望役を演じる岡田と、脇役ながら“ヤマイ”こと中二病にかかっているという設定の山本美波役を好演している福地桃子の2人に注目してみた。
芸能記者が次のような指摘する。
「ともに芸能一家で育っていますが、知名度では主演ドラマがこれで3本目となる岡田の方が、今のところは上でしょう。ロングだった髪をキャラに寄せるためにバッサリとショートにして、通称“バカ”役を熱演していますが、お気楽なキャラが見ていて飽きません。《結実ちゃん、頑張りドラマとか恋愛ドラマより全然合ってる!》など、振り切った演技を絶賛する声も。ただ、プライベートでの両親の離婚と父親の再婚、岡田自身の事務所からの独立報道といったストレスからなのか、肌の吹き出物が目立ちます。高校生役ですから、ニキビ面だと思えば済むことですが、正直、メンタルが心配ですね」
一方の福地はどうか。
「彼女はまだ、連ドラ主演こそ経験はありませんが、昨年のNHK朝ドラ『なつぞら』で広瀬すずの(同い年で血のつながらない)姉妹役を演じて人気が急上昇。年明けより“酔わないウメッシュ”のCMキャラクターにも起用され、そこでも伸び伸びと演じています。ただ、よく見ると父・哀川翔のような“唯一無二のオーラ”のようなものも感じる。『女子高生の──』では、金髪でのツインテールに制服の上に黒いアウター、黒白のボーダー柄でひざ上までの靴下を履くという奇抜なルックスですが、ベースが淡泊だからかえって作りこめる。これは、女優としてはむしろ強みでしょう」(前出・芸能記者)
さて今後、両者はどのように成長していくのか。(島花鈴)