00年に「第5回東宝シンデレラオーディション」でグランプリを受賞して芸能界入り。以来、長澤のそばには敏腕マネージャーの存在があった。芸能プロ関係者が明かす。
「彼は長澤を清純派路線で売り出し、トップ女優に育てた立て役者。元ラガーマンらしく体格はガッシリしていて、長澤を守るためなら荒っぽい手段に出ることもあります。あるドラマの打ち上げでは、長澤を狙う写真週刊誌のカメラマンを見つけると、関節技のフルネルソンのように羽交い締めにして、危うく警察ざたになるところでした」
長澤を「まーちゃん」と呼ぶほど親しく、まさに二人三脚で歩んできたが、そのマネージャーが一昨年に事務所を退社。それに追随する形で長澤の独立もささやかれた。しかし、長澤は残留することを決めた。
「長澤も彼には感謝していると思うのですが、仕事を受ける際には、ラブシーンはどこまでやるのか、キスはどういうアングルで撮るのかなど細かく確認してくるので、制作サイドとしても過激な作品のオファーは出しづらかったんです」(芸能プロ関係者)
長澤が引き受けたくても、マネージャーの独断で断った作品は少なくなかったという。
厳しいチェック体制が敷かれる中、長澤のラブシーンを振り返ってみると、最も話題になったのは11年に公開された映画「モテキ」(東宝)だろう。
「Tシャツの上からとはいえ、推定Eカップ胸を揉まれたり、キスをしながら水を口移しする場面がいやらしすぎました」(映画ライター)
その翌年には、WOWOWドラマ「分身」でベッドシーンに挑戦。相手の男と抱き合いながら、素足を艶かしく絡ませるまではよかったが、長澤ボディは布団にくるまれたまま、情事は終わってしまう。
その後の作品でもキスシーンはあっても、「完脱ぎ」は幻に終わっている。芸能プロ関係者によれば、長澤自身もファンの期待が耳に届いているのか、
「(いつ脱ぐのか)騒がれすぎるのも何だかなぁ。かといって脱ぎ損するのも嫌だし」
と、周囲に漏らすこともあったようで、
「作品に必然性があれば脱ぐ覚悟はあっても、どの作品で脱ぐべきか決めあぐねていたのかもしれません。それでも最近は、敏腕マネージャーと離れた影響なのか、『役の幅を広げたい!』と意気込んでいます」(芸能プロ関係者)
あらゆる条件がそろったことで、長澤がついにGOサインを出したのか。映画「MOTHER マザー」の公開が待ち遠しい限りだ。