今季来日した新外国人の中でも注目度ナンバーワンなのは、オリックス入りしたメジャー通算1939安打、282本塁打のジョーンズ(34)だ。かつて同球団で監督を務めた伊原春樹氏は太鼓判を押す。
「練習を見ていても、バットが前に出ない。力任せに振るのではなくて、ちゃんと重心を後ろに残した打ち方ができるので、緩急を使う日本の投手にも対応できる印象を持ちました」
ただし、開幕に向けて仕込みは上々、というわけでもない。ドタキャンなどもありオープン戦出場は3月2日時点でわずか1試合2打席のみ(三振と四球)。とある球界関係者からはこんな声も聞こえてくるのだ。
「ジョーンズは、練習は午前中で終了、午後はフリーという特別待遇。日本の野球文化に溶け込もうとしないため、『下に見ている』と感じる選手もいるようです。34歳のジョーンズは、頑張っても残り1~2年の現役生活。『メジャーのFA市場で待っていたら、この時期まだ所属球団が決まっておらず、4月、5月までずれ込んでいた可能性がある』と某球団の渉外担当は口にしていました。簡単に言えば、“売れ残り”だったということ」
はたして、超大物助っ人は大当たりするか。このほかにも、3月3日発売の週刊アサヒ芸能3月12日号では、総勢20人の新外国人選手を取り上げ、開幕前の実力診断を実施している。