「セカチュー」でブレイクし、「モテキ」で“艶”開眼した長澤まさみ(32)が芸能デビュー20周年を迎え、「アゲマン女優」に覚醒! 各局で「囲い込み」が勃発する人気の理由とは──。
3月6日、「第43回日本アカデミー賞」の授賞式が開かれ、映画「キングダム」(東宝/ソニーピクチャーズ)に出演した長澤が優秀助演女優賞を獲得した。
晴れ舞台でひときわ存在感を放った長澤は、今季の映画賞に引っ張りだこ。昨年公開の主演映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」(東宝)で、「第44回報知映画賞」および「第62回ブルーリボン賞」の主演女優賞に輝き、ノリノリの状況なのだ。
「演技の評判だけではなく、出演作の興行収入が軒並み好調なんです。『コンフィデンスマンJP』は約30億円のヒット。『キングダム』は約57億円で、『マスカレード・ホテル』(東宝)も約46億円を記録し、この1年で計130億円を超えています。『アゲマン女優』として重宝され、キャスティングでは必ず長澤の名前が挙がります」(映画関係者)
人気女優を囲い込むために先手を打ったのは、フジテレビ。もともと「月9」枠のドラマで放送された「コンフィデンスマンJP」は、5月1日に続編となる「プリンセス編」の公開がすでに決まっている。
「ドル箱になると見て、早くも第3弾の企画が進行中。ドラマでの続編も視野に入れ、テレビ朝日の『ドクターX』のように、『フジの米倉涼子』として局を背負う存在になってほしいとの期待の表れでしょう」(芸能プロ関係者)
本人もシリーズ化に乗り気な様子で、2月18日に行われたブルーリボン賞の授賞式のスピーチで、
「私はこの作品が大好きなので、まだまだコンフィデンスマンの世界が続いたらいいのになと思います」
と、スタッフ泣かせのコメントを発した。だが、そのやさきに思わぬ「障壁」となったのが、共演者でボクちゃん役の東出昌大(32)の不倫騒動だ。
「劇中で長澤と詐欺チームを組むメインキャストなので、代役を立てるのも難しい。『プリンセス編』のプロモーションは東出抜きでやる予定です」(芸能プロ関係者)
東出ショックで第3弾のハワイロケも見送られて暗礁に乗り上げる中、トバッチリを受けた長澤の心中はさぞ穏やかではなさそう。だが‥‥。
「もともとあっけらかんとした性格もあるのか、親しい友人に『私は怒っていない。(会ったら)不倫の件に関してつっこんであげようかな』と笑っていたそうです」(芸能プロ関係者)
慰められたらキュンキュンしてしまいそうだが、座長として器のデカさと貫禄は十分のようだ。