スポーツ

地方球場の続々利用禁止で高校野球「夏の甲子園大会」はどうなる?

 センバツ大会中止だけではなく、いよいよ「夏の甲子園大会」にも新型コロナウイルスの影響が及びそうだ。

 沖縄県が途中打ち切りを決断したのを皮切りに、全国の高校野球・春季大会が次々と中止に追い込まれている。学校が休校となっている以上、野球だけを特別扱いするわけにもいかない。止むを得ない措置ではあるが、「このままだと夏の甲子園大会も厳しい」といった声も聞こえてきた。

 各競技大会、スポーツ興行の厳しい状況は変わらないが、これが「夏の甲子園大会」まで続くとなれば、日本中に与える影響ははかりしれない。

「神奈川県では、『サーティーフォー保土ケ谷球場』が8月末まで利用禁止と決まりました。同球場では、県大会の開会式(7月11日)と決勝戦(同29日)が行われる予定だったんです。もともと神奈川県は横浜スタジアムで開・閉会式を行ってきましたが、東京五輪の会場となるため、神奈川県高野連が苦慮を重ねて横浜スタジアムなしのスケジュールを編成していた。しかし、その代替えのメイン球場が使えなくなってしまいました」(新聞記者)

 一連のウイルス騒動が終息することが大前提だが、大会運営の大幅な見直しはもちろん、休校措置が延長され練習自体できない学校も多いという現状が、ここに来て重くのしかかってきている。5月20日には高野連の運営委員会が招集されるが、夏の甲子園大会をやるのかどうか、開催するなら球場をどう確保していくのか、ここで方向性を示す必要がある。高野連の小倉好正事務局長はこの運営委員会を指して、「どこまでお伝えすることができるか」(4月8日時点)と苦しい状況を吐露していた。

 夏の甲子園大会は、普段野球に関心のない人も故郷を思い出す“郷愁のイベント”でもある。地方球場の利用禁止は大打撃を与えそうだ。(スポーツライター・飯山満)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
須藤理彩を歩行不能にした太川陽介「過酷バス旅中毒」をいとうあさこが一刀両断