お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が4月23日放送のラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)に出演し、新型コロナウイルスによる経済へのダメージが原因で「絶対おもしろいことがあるんです」と話している。
岡村は、リスナーから寄せられたコロナの影響でしばらくは大人の夜のサービス店に行けないかという意味の質問に対し、「今は辛抱。“神様は人間が乗り越えられない試練は作らない“って言うてはりますから。ここは絶対、乗り切れるはずなんです」と答え、そうしたお店通いを耐え忍ぶ期間だと説明した。
しかし、「コロナが終息したら、もう絶対おもしろいことがあるんです」とし、「終息したら、なかなかの可愛い人が短期間ですけれども、お嬢やります(という流れになる)」と、美女の入店が増える可能性に期待。その理由としてコロナ禍による懐事情への影響があるとし、「短期間でお金を稼がないと苦しいですから。3カ月の間、集中的に可愛い子がそういうところでパッと働いて、パッと辞めます」と、今後の展望を推測している。
さらに続けて、「“え? こんな子入ってた?“っていう子たちが絶対入ってきますから。だから、今はガマンしましょう」としたうえで、リスナーに向け、夜のお店に行くお金を貯めておいて、「仕事ない人も切り詰めて切り詰めて、その3カ月のために頑張って、今、歯を食いしばって踏ん張りましょう」とまで呼びかけたのだ。
「男性のファンが大半とされる番組ですから、おそらく“同性受け“を狙ったサービストークだったのでしょう。しかし、ウイルスの蔓延による経済的困窮という、やむにやまれぬ事情でそうしたお店で働かなければならない女性の存在をいわば、待ちわびているともとられかねない発言は、やはりモラルを逸脱したものと言わざるをえませんね」(テレビ誌ライター)
近年は、大学や専門学校の学費を工面するために夜の店で勤務せざるを得ない学生も増えているとの社会的実状があり、今回のコロナ禍でも多くの学生が学費を払えなくなったとして泣く泣く退学を決断するケースが増えていると報じられている。
「それだけに、岡村のような“ぶっちゃけトーク“は、タレントの本音が語られることの多いラジオ番組特有の醍醐味ともいえますが、さすがに今回の発言には批判的な声が支配的。『風俗の仕事をやりたくないけど、やらないと死ぬっていう状況にある人たちを、楽しみに待つという精神はおかしい』『生活苦に陥った女性が夜のお店で働かざるを得なくなることが、岡村さんにとっては“おもしろいこと“なの? オレも中年男だけど、“最悪“って思った』『ネタだとしても品位を疑う』と批判が続出。中には、『こういう目線で女性を見ているから結婚しないんだな』と指摘する声もあり、岡村を擁護するコメントはほぼ皆無の状態ですね」(前出・テレビ誌ライター)
全ての女性を敵に回しかねない失言であることはもちろん、「アローン会代表」の岡村にとっては、今後の婚活に向けても今回の一件は、大きな弊害となるかもしれない。
(木村慎吾)