芸能

名バイプレイヤー・志賀廣太郎さん「逝去」の報にジャニーズファンも涙

 ドラマ「花のち晴れ」(TBS系)では平野紫耀演じる神楽木晴の世話をしてきた執事の小林、「陸王」(TBS系)では役所広司演じる宮沢紘一を叱る専務のゲンさん、「きのう何食べた?」(テレビ東京系)では西島秀俊演じる筧史郎を優しく見守る父親・悟朗(途中降板)など、味のある演技と渋い声で親しまれてきた。そんな、名バイプレイヤーの志賀廣太郎さんが、誤嚥性肺炎により4月20日に亡くなっていたことが4月30日に所属事務所から発表された。

 志賀さんは大竹しのぶや南果歩らを輩出した桐朋学園大学演劇学科で非常勤講師を務めていたが、教えるためにも演じることが必要だと感じ始め41歳で役者デビュー。2005年、57歳当時にリリースされた石原まこちん氏による漫画「THE3名様」の実写ドラマ化作品では、ひたすらパフェを食べ続ける「パフェおやじ」を好演。若者から支持されるきっかけとなった。2006年には篠原涼子主演の「アンフェア」(フジテレビ系)シリーズでもうじき定年退職する安本巡査部長を演じ、ドラマの人気とともに知名度が全国区になった。14年から19年にかけて放送され、北大路欣也、泉谷しげると共演したドラマ「三匹のおっさん」(テレ東系)シリーズも人気を博した。

「志賀さんは老若男女を問わず、幅広い世代に支持されてきた稀有な役者と言えるのでは。ネット上には『花のち晴れ』で共演したキンプリの平野紫耀ファンも志賀さんの逝去にショックを受けたと嘆いている声があがっています」(女性誌記者)

 志賀さんは昨年春にドラマ「きのう何食べた?」の出演中に体調不良のため番組を降板。脳梗塞の疑いで入院。右半身にしびれが残っていたものの、復帰に向けてリハビリを続けていたそうだが、帰らぬ人となった。ご冥福をお祈り申し上げたい。

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