7月期の民放連ドラが来年にスライドする可能性が浮上したと、一部スポーツ紙で報じられた。
新型コロナウイルスの感染拡大防止で緊急事態宣言が5月31日まで延長されたが、現在、撮影を中断している4月期ドラマは多数。6月以降に撮影を再開して放送すると7月ドラマのスタートがずれてしまうため、来年7月期にスライドさせる案が浮上したそうだ。
「4月期ドラマはフジテレビ系『SUITS/スーツ2』、テレビ朝日系『BG~身辺警護人~』、TBS系『半沢直樹』、日本テレビ系『ハケンの品格』など話題作が目白押しでした。というのも、 当初、7月から東京五輪の中継が予定されていたため、同時期のドラマは数字が取れないことを見越し、各局は4月期に目玉ドラマを持ってきたのです。力を入れた豪華キャストの作品ですから、放送回数を縮めるわけにもいかず、6月から撮影を再開しても、7月ドラマのスタートがずれてしまうということです」(芸能ライター)
逆に7月期ドラマは五輪中継との絡みでもともとボリュームを抑えており、来年にずれ込んだ五輪とセットにして、ドラマも来年にずらせばいいということらしい。
新作ドラマがストップしている現在、一方で過去の作品の再放送が増加している。中でも4月18、19日にTBS系で放送された「JIN─仁─レジェンド」の世帯平均視聴率がそれぞれ11.6%、11.1%の高い数字だったことは話題になった。
「名作はいまでも数字を取れるということを証明した形ですが、ネット上でもどうせ総集編ばかりなら、過去の名作を再放送したほうがいいとの声はかなり多いようです」(前出・芸能ライター)
ちなみに、4月28日に発表されたオリコンニュースの調査による「今だから再放送してほしいドラマランキング」の1位は、「半沢直樹」(TBS系)。実現しそうな気配だ。
(鈴木十朗)