そもそも04年から放送開始したテレ朝の看板番組「報ステ」は、初代メインキャスターを古舘が務め、16年4月から富川アナがバトンを引き継いでいる。とはいえ、サブキャスターを担当していた元テレ朝の小川彩佳(35)との確執が報じられたこともあり、18年10月には番組リニューアルを断行。テレ朝出身の徳永が13年ぶりに復帰し、富川アナと新コンビを組むことになった。
「徳永を猛プッシュしたのは、テレ朝の早河洋会長兼CEOと言われています。会長の鶴の一声で決まり、しかもサブではなく、メインキャスターの扱いに変更となりました。これに対抗心を燃やしたのが富川アナだったんです」(テレ朝関係者)
しかし、そのライバル心の強さが新型コロナの感染で、裏目に出てしまったようなのだ。
「本来、俺が俺がの性格の富川アナですから、会長のお気に入りの徳永に負けるのが嫌だった。今回、2度にわたって38度台に熱が上がった時も、休むという発想は出なかったようです」(テレ朝関係者)
富川アナ復帰後、新体制でコンビは解消。メインキャスターとして「徳永時代」の到来を感じさせるが、その足元はグラついているという。
「もともと原稿読みの技術は高くなく、それでも重宝されているのは、夫の内村光良(55)の存在が大きい。『世界の果てまでイッテQ!』(日テレ系)や『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)など高視聴率番組の司会を務め、3年連続でNHK紅白歌合戦の総合司会にも選ばれています。テレ朝も内村人気にあやかり、レギュラー番組を持ってほしいのが本音です。そのパイプ作りのために、妻をキャスターに出戻りで迎えたというのが実情でしょう」(テレ朝関係者)
そんな夫の大きな後ろ盾があっても、徳永人気はイマイチだった。
「03年に発覚した、徳永と内村の不倫騒動が足を引っ張っています。報ステの復帰が決まった直後から、テレ朝の視聴者センターには『不倫した人がなぜメインキャスターをするのか』とクレームが寄せられ、現在でもそのイメージを拭い去ることはできていません」(テレ朝関係者)
視聴者の徳永嫌いは、富川アナが新型コロナに感染した時にも表面化した。芸能評論家の平田昇二氏が解説する。
「共演していた徳永アナも自宅待機していましたが、4月27日に別室からリモート出演で復帰しました。しかし、Tシャツ姿が番組にそぐわないと、ネット上で批判を浴びたのです。そんなに角を立てるほどの服装ではなかったと思いますが、『内村のイメージはよくても、徳永はダメ』ということなのでしょう」
富川アナに続いて、徳永の不人気ぶりに「ダブル降板」という新たな改編案が急浮上しているのだ。