「反対に『持っている』女優といえば、事務所先輩の綾瀬はるかでしょう。好感度が高くゴシップも皆無のため、パナソニック、日本生命、グリコなど10社のスポンサーと契約する人気ぶりです。出演ドラマは毎回話題となり、18年放送の『義母と娘のブルース』(TBS系)は再演が期待されましたが、彼女のスケジュールが調整できないため、今年正月に特番が放送されるにとどまったほどです」(スポーツ紙芸能デスク)
その綾瀬以上の売り値、現役最高レベルに座すのが米倉涼子である。芸能プロ関係者が打ち明ける。
「04年の『黒革の手帖』以来、毎年のように木曜9時のテレビ朝日枠の看板を担ってきた。代表作『ドクターX』は、昨年秋に第6シリーズを迎えましたが、今秋の再登板は微妙です。完璧を目指す米倉だけに、コロナの影響が強く残る今年は見送る可能性が高い」
今や、桁違いのギャラを誇る米倉は、今年3月に20年来籍を置いた事務所から独立し、個人事務所を立ち上げている。女性誌記者によれば、
「テレ朝以外からも出演オファーは絶えないだけに、独立したご祝儀価格もあって、1話700万円の出演料もありうる。ますます高騰するギャラを独り占めとなります。それでも義理堅い彼女だけに、独立一発目はテレ朝を選ぶでしょうね。ただ、米倉といえばスタッフ全員に高級メロンを配るなど『差し入れの女王』として有名ですが、これまでそれらの経費は全て事務所が負担してきた。今後は自腹となるでしょうね」
いやいや、ご祝儀ギャラを手にすれば、ビクともしないだろう。
コロナ同様に見通しが立たない芸能生活だが、夫・東出昌大の不倫騒動に頭を痛めたのは杏だ。
「コメディから働く女性まで、幅広い演技で定評があり、すでに来年の主演ドラマが内定しています。私生活でもとっとと不倫夫に見切りをつけて再スタートすべきところですが、CMではよき家庭の主婦のイメージが強いだけに、簡単には離婚に踏み切れない事情があるようです。ドラマ出演料とのバランスで比較して、CM料金が高い彼女ならではの悩みでしょう。同様に佐々木希も、夫・渡部建の乱倫スキャンダルという『もらい事故』でも離婚しないのは、逆に耐える妻を演じることで注目度が上がるという判断のようです。ドラマよりも稼げるバラエティーに出演し、夫に代わって牙城を守り抜くかも」(スポーツ紙芸能デスク)
いずれにせよ不倫ごときで右往左往しないのがトップ女優なのかもしれない。
「NHK大河『麒麟がくる』で沢尻エリカの代役を務め、一挙に名を売ったのが川口春奈です。通常朝ドラ主演、大河ヒロインを務めると放送終了後には値上がりするのですが、川口は今年に入ってCMが4社増の11社。大河効果で高値になる前に薄利多売のまとめ売りをしてしまった。もっとも、コロナ状況下では今後、広告費用は抑えがちとなるので、早売りして吉だったのかもしれません」
たとえコロんでも、稼げる美女は儲かっているのだ。