芸能

藤圭子「恩師も呆れた晩年」

「あいつは才能に溺れて、他人への恩義など忘れてしまったんじゃないのか!」

 これは、あるベテラン芸能ジャーナリストが聞いた作詞家の故・石坂まさを氏の晩年の言葉だ。そして、「あいつ」呼ばわりされているのは、飛び降り自殺というショッキングな最期を遂げた藤圭子である。

 石坂氏は藤の歌手としての恩師でもある。デビュー曲「新宿の女」をはじめ、代表曲である「圭子の夢は夜ひらく」の作詞を務めるかたわら、石坂氏はプロデューサーとして藤を世に売り込んだ中心人物だ。

 いったい何があったのか。ベテラン芸能ジャーナリストは話す。

「結局、石坂氏は寂しかったんだと思います。もとより病弱で、糖尿病で左目を失明し、最後はガンを患っていた。なのに、藤は見舞いに訪れないだけでなく、音信不通になっていた。長い闘病の末、今年3月に亡くなったのですが、晩年の石坂氏は恨み言とはいえ藤のことばかり話していた。これも愛情の裏返しでしょうね」

 結果、藤は石坂氏の葬儀にも現れず、偲ぶ会の前日にみずから命を絶った。藤も「誰も信用できない」と周囲への恨み言が多くなっていたというが、あの世で愛憎を乗り越えて恩師と再び邂逅しているのではないだろうか。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」