エンタメ

我が青春の週刊少年ジャンプ(9)宮下のデビュー作は実名トラブルで連載終了

 ストーリーなども、

「先のことなんて全然考えてなかったよ」

 と、宮下は振り返る。

「打ち合わせもそんなにしてなかったしね。いつもネーム(漫画の基本構成を描いた下書き)は描いて編集者に見せてたんだけど、一度、見せたネームと全然違う話を描いて出したこともあったよ(笑)」

 漫画は編集者がネームをチェックしてオーケーを出し、それから仕上げるのが昔も今も業界の常識。しかも、当時はデジタル技術が浸透しておらず、漫画に使われるフキダシなどの写植の文字も業者に頼んで印刷し、原稿に手で貼り付けていたからなおさらだ。ところが、ネームと違う原稿が出てきたのだから、写植から用意し直すことになったのである。

 当然編集部は大慌てとなるが、とにかく時間のない週刊連載。「しかたない」と、大慌てで間に合わせ、原稿は変更された内容で掲載されたという。

 突然の連載決定から慌ただしい中で回を重ねていった「私立極道高校」は、着実に人気を獲得していった。

 ところが、このデビュー作は、ある事件で突然幕を閉じることとなる。

 作中に実在の高校名が使われていたことが発覚し、新聞などに報じられ大問題となったのだ。教育委員会からの抗議などもあり、該当話が掲載された号のジャンプは回収され、作品自体も打ち切りとなってしまった。実はこの騒動、宮下自身も報道を見て、初めて知ったという。

「新聞を見て、『あれ?』ってなってね。アシスタントが描いてた部分で、実在する高校だったなんて知らなくて。俺のチェックが甘かったよ」

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
エスコンフィールドに「駐車場確保が無理すぎる」新たな問題発覚!試合以外のイベントでも恨み節
2
これも「ラヴィット!」効果…TBS田村真子アナ「中日×巨人で始球式」に続く「次に登板するアナウンサー」
3
ヤクルト・村上宗隆「上半身のコンディション不良」って何?「ポスティング移籍金」に影響するからと…
4
日本人に大打撃!タイ政府「外国人締め出し」で長期滞在とビザ取得が困難に…そして口座凍結まで
5
【NHK朝ドラ】今田美桜と河合優実の「見事なあんぱん」が弾む出色CMがコレだ!