夫・渡部建の「多目的トイレ不貞」で一躍、夫婦関係がクローズアップされた佐々木希。結婚直前にはグラドルから本格派女優に脱皮すべく、次々と色香な肢体を披露していた。だが、ここにきて、にわかに往時の艶技が注目される事態に。「開店休業中」だった身辺に急遽、慌ただしさが増している‥‥。
のっけから芸能記者が内情を明かす。
「6月11日発売の『週刊文春』で複数の女性との乱倫が報じられた夫・渡部建(47)は今も活動自粛中です。あっという間に推定年収2億円はゼロに。CM契約の違約金は1億円とも言われ、今後の仕事の見通しさえ立っていません。そこで、妻の佐々木希(32)が芸能活動を本格的に再開せざるをえなくなっている」
18年9月に長男を出産し、現在は仕事をセーブして、育児を優先していた佐々木にとっても「稼ぎ頭」の夫の不祥事は青天のへきれきだった。テレビ局関係者があとを引き取って、
「佐々木自身は、子育てが思いのほか重労働だったことに加え、第2子を授かりたいという希望もあったようで、主婦業に専念したいというのが本音。実際、近所の庶民派スーパーでも、高齢者の買い物客に交じって野菜を吟味する佐々木の姿が頻繁に目撃されるなど、よき母親としての生活にすっかり没頭していたようです。周囲にも『仕事は旦那任せでそんなにしなくていいかな』とセミリタイアを宣言していた。もともと渡部も佐々木も堅実タイプで当面の生活に困らない金はためていますが、渡部の復帰までの道のりは長期戦必至。佐々木も重い腰を上げざるをえません」
佐々木の現在のレギュラーといえば、4月にスタートした「新説!所JAPAN」(フジテレビ系)の1本だけ。他にCMにも出演しているが、いずれも拘束時間の短いものにすぎなかった。だが、ここにきて、
「6月30日には3週間ぶりにインスタグラムに画像をアップして、新番組をアピールすると、26万もの『いいね』が押されるほど。ふだんは10万前後の『いいね』がつく程度ですから、いかに彼女の一挙手一投足が注目されているかがわかります」(芸能記者)
そうした最中、にわかにクローズアップされているのが、幻の映画「一茶」なのである。映画関係者が打ち明ける。
「実は佐々木が主人公で、小林一茶の最初の妻である菊を熱演して話題になっており、17年秋には公開する予定だったのです。資金繰りのトラブルにより公開延期になったままの、いわくつき作品。製作会社も昨年10月に4億円の負債を抱えて破産するなど、ご難続きだった。主演の一茶はリリー・フランキーが演じており、その性豪ぶりも描かれていたようです」
実は「性豪」でも知られる一茶と菊の初夜の場面は、このような脚本だという。
(一茶)「暖(の)くてぇ、女衆(おんなしょ)だ」
(菊)「いやや‥‥そんなんかえ(そんなこと)」
〈一茶は夢中で菊の身体を抱いている。一茶の眼からポロポロと涙が〉──
佐々木が体当たりで演じた濡れ場がお蔵入りしてしまうのは、もったいない話。史実では、一茶の夜の営みがあまりに激しすぎて菊は亡くなってしまうだけに、未公開の濡れ場も過激さは折り紙付きと言っていい。今回の騒動を経て、にわかに公開にこぎつけたいところだが‥‥。
「一時は制作委員会を立ち上げてスポンサーを募ったり、クラウドファンディングで広く制作費を集める方法も模索されましたが、金額的に回収できずに宙に浮いている。しかも佐々木が結婚・妊娠してしまったことで、作品を蒸し返すのは難しいという判断もあったようだ。ところがここにきて、一気に佐々木が芸能界復帰するうえでは、もってこいの作品となった。原作は藤沢周平だけに、話題性も十分です。今こそ、資金繰りをクリアするチャンスでは」(芸能記者)
はたして、幻の作品は日の目を見るのだろうか。