佐々木は中学・高校時代、「美人ヤンキー」として地元の秋田では知られた存在だった。彼氏とのツーショットやくわえタバコをしているプリクラ画像が流出しており、当時のヤンチャぶりがうかがえる。17歳で高校を中退し、秋田のファッションビルでショップ店員に。秋田のタウン誌の表紙を飾るなど、ギャルのファッションリーダーとして有名になっていく。
そして05年、佐々木は「週刊ヤングジャンプ」(集英社)の企画で、全国縦断素人美少女発見グラビア「ギャルコンJAPAN」のスタッフに見いだされ、翌年の「ギャルコンJAPAN」初代グランプリに輝く。以降、秋田弁を話すグラドル(ナマドル)として、各グラビア誌に登場。テレビタレントとして活躍するものの、女性人気を得るために方向転換。女性ファッション誌「PINKY」(集英社)や「non-no」(集英社)の専属モデルを務めたり、東京ガールズコレクションなどに出演したりと、ファッションモデルとしてキャリアを重ねていく。
「佐々木が一躍全国区になったのは、ロッテのガム『Fit’s』のCMでしょうか。佐藤健とポップな衣装で軽快に踊るCMに『あのかわいい女の子は誰!?』と話題になり、老若男女に認知されました」(アイドルウオッチャー)
10年には「笑っていいとも!」(フジテレビ系)の木曜レギュラーや「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)の企画「ゴチになります!」レギュラーなど、バラエティー番組にも進出するが、佐々木が本当に目指したのは、「一茶」のような本格派女優だったという。ワイドショー芸能担当デスクが語る。
「映画デビューは08年公開『ハンサム★スーツ』、テレビドラマデビューは09年『神の雫』(日本テレビ系)。モデルから女優に転身した時には、その大根役者ぶりが取り沙汰され、酷評されました。ネットでの誹謗中傷もかなりあったといいます。女優業で悔しい思いをたくさんしたからこそ、女優にこだわりたいと思い続けた。もはやセクシー路線も辞さない意気込みだったのです」