7月16日、新型コロナウイルスの感染者が、首都東京で過去最多の286人となった。
東京での感染者が増えるごとに話題になるのは“夜の街”問題。その場所として注目されているのは、新宿と池袋が地域特定されている。だが、夜の街に詳しいタクシー業界では以前、それ以外の地域での異変が語られていたという。さるタクシー運転手が証言する。
「まだ、コロナなんて言葉もなかった去年の暮れ頃から、銀座のお店で働く女の子たちが次々に体調を崩したんですよ。ママや女の子を乗せるたびに『暮れの忙しい時期なのに、女の子たちがひどい風邪をひいちゃって困っちゃうわ』という愚痴を複数人から聞きました。それは私だけでなく、タクシー業界では、すごく話題になっていました」
やはりその頃、体調を崩していた人の中には、こんな現象も。
「今年1月に体調を崩したので病院で診てもらったところ、インフルエンザだと言われたんです。治療してもらったんですが、治るのにやけに時間がかかりました。その後、コロナが大流行となり、気になったので抗体検査をしてみたら、すでにコロナに罹患していたことがわかったんです」(芸能ライター)
こうして見てくると、コロナと断定される前から日本では実は流行しつつあったのではないかと思えてくる。東京五輪や中国の習近平国家主席の来日を実現させるべく立ち回った結果、対策が後手後手になってしまったということはないだろうか…。
(写真はイメージ)