“あの時”の本人もきっと、その程度の軽い気持ちだったのでは?と苦言が殺到中だという。
原作者の松木達哉容疑者がこともあろうに女子中学生への強制わいせつ容疑で逮捕されたことで、「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載中だった人気漫画「アクタージュ act─age」が連載終了という事態に。ファンからはもちろん嘆きの声があるが、原作者の犯した罪が罪だけにあまり擁護の声はないとか。しかし、そんな中「アクタージュ」のファンを自称するNON STYLEの井上裕介が8月10日にブログを更新。今回の連載終了に言及したところ、その内容にブーイングの嵐だというのだ。
「井上さんは作品の魅力を紹介しつつですからよほど名残り惜しいのでしょう。そして逮捕された容疑者に対し『今は傷つけた相手の方を含め、しっかりと罪を償って頂きたい』『いつか、いつの日か。今回、被害を受けた方、携わっている出版社の方々、そして世間が許してくれる日が来るのなら、その時はアクタージュでこの先描く予定だった物語を見たいものである』といった内容を綴ったんです。その通りとうなずける部分も、もちろんありますが、でも“続きを見たい”とさっそく願望を書いていることに『結局、漫画を読みたいだけ』『罪を償ってから言うべきこと』『自分のときも復帰することしか考えてなかったんでしょ?』と苦言だらけになってしまいました」(エンタメ誌ライター)
井上といえば、2016年に一歩間違えば大事故というタクシーの当て逃げ事件で書類送検に。不起訴になったが、一時的に活動自粛状態に。被害者の運転手が寛大な方だったことで復帰に繋がった形の“黒歴史”がある。今回のアクタージュ問題へのコメントは、その時と同じ軽々しい感覚なのでは?と疑われてしまったようだ。
「女子中学生へのわいせつ行為ですから、女性からの声は特に厳しい。『こういう罪もいつか許されるという感覚が理解できない』『性犯罪者の作った漫画をまだ読みたいとかおかしくない?』『当て逃げ芸人がどの口で言ってるんですか!』といった内容と、まるで井上さんが捕まったかのような怒りコメントもあります」(女性誌ライター)
井上が率直な持論を展開するのはもちろん自由。だが、それがどうしても過去の行いを引き合いに出され批判されてしまうリスクが高いことに覚悟が必要な状況は、まだ続きそうだ。
(小机かをる)