昨年、日本人女子として42年ぶりに海外メジャー女王の栄冠を手にした「黄金世代」の渋野日向子(21)は、今季参加したツアーで3戦連続予選落ちする憂き目にあった。いったい何があったのか。ベテランのゴルフライターが解説する。
「コロナ禍の影響により、試合が中止になった2月頃から筋トレに走ったのがマズかった。1カ月くらいで筋肉がついて『球が飛ぶようになりました』とニコニコ嬉しそうだったけど、腕によけいな筋肉がついてバランスを崩してしまった。アドレスの時に両ヒジが天井を向く猿腕がうまく保てなくなり、ショットのインパクトにも影響が出ている。筋力が上がっても、プレーで生きなければ意味がない」
9月10日に開幕した「ANAインスピレーション」では、2アンダーで首位と4打差の好スタートで初日を終えるも、2日目には池ポチャやバンカーが相次ぎ順位を大きく落とすことになった。続く3日目にはパットが冴えわたり、通算4アンダーの復活を遂げたが、このままシンデレラの魔法が解けないことを祈るばかりだ…。
ところ変わって海外から国内ゴルフに目を向けてみると、超大型ルーキー・笹生優花(19)の大活躍により、女子ゴルフ界に新たな「新世紀世代」なる新勢力が現れている。これにより「黄金世代」「ミレニアム世代」、そして中堅のスター集団「最強アズマ軍団」の四世代がぶつかり合う構図に。9月15日発売の「週刊アサヒ芸能9月24・10月1日合併号」では毎週盛り上がりを見せている女子ゴルフ界の相関図と合わせて各世代の関係性について詳報している。