サッカーのヨーロッパナンバーワンクラブを決める欧州チャンピオンズリーグ(CL)が10月20日に開幕した。
世界最高峰の舞台でリバプール(イングランド)の南野拓実やマルセイユ(フランス)の酒井宏樹ら日本人選手の活躍に注目が集まる中、開幕戦からネット上では「DAZN騒動」が起きていた。サッカーライターがこう説明する。
「前回大会までの3シーズンは、スポーツ専門の定額制動画配信サービスのDAZN(ダゾーン)が独占放映権を獲得し、試合を放送していました。日本のサッカーファンは今年もDAZNで放送されると思っていたところ、試合時間が近づくにつれて放送がないことに気づき、ネット上で、〈CLの放送権ないことアナウンスしてください〉、〈CLが見たくてDAZN入ってる〉、〈解約しようかな〉などユーザーの批判が噴出する騒ぎとなったのです」
戸惑うユーザーが続出の異常事態にいち早く反応したのは、朝日新聞デジタルだった。21日の夜に「欧州CL配信されず ダゾーンが日本での放映権を手放す」というタイトルの記事を配信すると、
「記事内でDAZN日本法人の広報担当が『現状、日本と東南アジアでCLの権利は保持していません』というコメントを紹介すると、ユーザーの怒りが再び着火。なぜDAZNは公式発表しないのか、誠意を感じない対応に炎上騒ぎになっているのです」(前出・サッカーライター)
開幕戦から各地で好勝負や番狂わせが起き、結果だけを知らされるDAZNユーザーの怒りはしばらく収まりそうにない。
(写真はイメージ)