ヒロインを務めるドラマが高視聴率をキープする中、話題の主演映画が封切りされた。コロナ禍で停滞していたエンタメ業界で、吉高由里子がひとり気を吐いている。しかも、活躍の幅を広げるたびに、各現場で魔性ぶりを発揮。共演者やスタッフをメロメロにしているようで‥‥。
14年にNHK朝ドラのヒロインを務めたのち、ドラマや映画への出演を控えていた吉高由里子(32)。約3年間のブランクを経て、この数年の活躍は目覚ましく、再び注目を集めている。
テレビドラマだけを挙げても、17年の「東京タラレバ娘」(日本テレビ系)、18年の「正義のセ」(日テレ系)、19年の「わたし、定時で帰ります。」(TBS系)、今年1月期の「知らなくていいコト」(日テレ系)と、4年連続で主演を務めている。そして、この10月から始まった「危険なビーナス」(TBS系)でもヒロインに抜擢され、初回視聴率が14.1%。2回目も二桁をキープするなど、実績も伴い始めた。今や、令和No.1の売れっ子女優と言っても過言ではない。
そんな人気急騰中の吉高が主演を務める映画「きみの瞳が問いかけている」(ギャガ)が先頃、全国公開された。視力を失った女性という難役に挑み、吉高の演技力が高評価の対象に。人気だけでなく、女優としての実力も広く認められているのだ。
これだけ引っ張りだこになるのには、他にも理由があるという。ドラマスタッフが明かす。
「もともと吉高さんは偉ぶるところがなく、気さくで人懐っこい性格。現場ウケがいいんです。最近は年齢を重ねて余裕が出てきたのか、以前にも増して周囲に対する気遣いができるようになっています。自分がボケ役に回ったり、撮影スタッフをイジッたりして現場のムードメーカーになっている。上層部でなくてもオファーを出したくなりますよ」
しかもその気遣いたるや、共演者のココロをわしづかみにするのがピカイチのようだ。
「映画『きみの瞳が──』で、ともに主演を務める横浜流星(24)がバラエティー番組に出演して、吉高が食生活を気遣い、手作り弁当を渡してくれたことをバラして、『俺のこと好きなのか、と思った』と冗談めかして話していました。が、この吉高のふるまいにコロッと持っていかれる共演者は多いです」(芸能記者)
吉高のトリコになるのは、長期間現場をともにするドラマや映画の共演者だけではない。宣伝のために吉高がゲスト出演したバラエティー番組でも同様。ほんの一瞬の共演でもメロメロにされてしまう。
つい最近、共演した人気お笑いコンビ「ニューヨーク」の2人が自身のYouTubeチャンネルで、吉高の魔性ぶりを暴露。そのスゴさは「由里子、ヤバすぎる!」を連発していたことからもわかる。
番組名こそ明かさなかったが、吉高がスタジオ入りするなり、旧知のカメラマンを見つけると、「うわーっ! 久しぶりー!」と笑顔でうれしそうに手を振ったというのだ。人気女優ながら共演者やスタッフに分け隔てなく同じ態度で接する姿を見て感動。収録後、現場にいた全員が「由里子を好きになっていた」という。
その美貌はもちろんのこと「生で会わないとわからない」雰囲気があるそうで、先のニューヨークはその魅力をこう総括したものだ。
「あんなもんと出会ったらボロボロになる! もし由里子と恋愛してもうたら狂ってしまうから、人生が!」