石原が事務所に結婚の意向を伝えたのは、今年の春先だとされている。
実はそれと並行して5月8日、彼女の個人事務所が設立されていた。売れっ子が所属事務所とは別に、節税目的で個人事務所を立ち上げても不思議ではない。ところが、芸能プロ関係者はこう首をかしげる。
「個人事務所の代表取締役は父親で、母親も役員として名を連ねています。そして本店所在地が実家の住所になっているんです。節税目的の個人事務所設立の際、所属事務所との関係が良好であれば、あくまで住所はそちらにし、必ずしも個人的な情報を開示する必要などないでしょう」
確かに、商業登記の目的欄に〈タレントのマネジメント業〉とあり、体制を整えている様子が見て取れるのだ。
とはいえ、石原を独立へと走らせる要因は結婚以外にもあるのだろうか──。
「18年に放送された『高嶺の花』(日本テレビ系)から、19年の『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)、そして今夏の『アンサング・シンデレラ病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)と、3作連続で主演ドラマが平均視聴率1桁台に終わり、女優としての限界を感じているといいます。言ってしまえば、女優にはもう未練がないと。過去には、円満に独立ができず仕事がうまく回らなくなったタレントも数多くいましたが、石原もそうなったらそうなったで引退やむなしというほどの決意だと。女優業に縛られるよりも、学会での活動に真摯に身を捧げたいようです」(芸能プロ関係者)
まるで、幸福の科学に傾倒して所属事務所を飛び出した千眼美子こと清水富美加(25)の独立騒動を思わせる。実際、根回しのないまま水面下で独立話が進行しているようで、事務所は困惑しているという。
「本人は、婚約者は学会員ではないと周囲に説明しているようですが、結婚から独立計画が聞こえてくるようになるまであまりにとんとん拍子であるため、事務所内でも『そりゃあ、ないだろう』という恨み節が聞こえてくるほど。石原の意志が固いのも、信頼する学会のバックアップがあるからだと疑心暗鬼です」(ホリプロ関係者)
当然ながら、事務所は石原を引き留めることに躍起になるだろう。しかし、すでに紆余曲折あったとの証言も──。
「来年の4月期、日テレ系のドラマで石原が主演を務めるのですが、一度は本人が断る姿勢を見せたそうです。なんとかまとまったようですが、だからこそ、それが最後の恩返しとも‥‥」(芸能プロ関係者)
一方、コトは石原だけの話では収まらないようで、
「石原の希望だけがことごとく通ってしまえば、深田や綾瀬だって自己主張したいことが出てくるでしょう。そのケアも慎重にしなければいけないことになる」(ホリプロ関係者)
めでたいニュースがスタート地点だけに、「万人の幸福」が着地点となることを祈るばかりである。