コロナ禍により日常の必需品となったマスク。最近ではファッションの一環として個性のあるマスクも数多く市販されている。
そんな中、女優の川上麻衣子がイラストを描いた猫柄生地製マスクがバカ売れしていることをご存じか。川上と言えば、インテリアデザイナーの父とテキスタイルデザイナーの母を持ち、「ガラス王国」の異名を持つスウェーデンの生まれであることはよく知られている。
2005年からは女優だけでなく、定期的に個展を開くガラスデザイナーとしても活動。2016年には東京・谷中に北欧雑貨や自身がデザインしたガラス工芸品を中心としたセレクトショップ「SWEDEN GRACE(スウェーデングレース)」を開店。2018年には「猫と人の心地良い暮らしを提案したい」と一般社団法人「ねこと今日(neko-to-kyo)」を設立。大人気となっているマスクの収益は、川上が理事長を務める「ねこと今日」の活動資金に充てられるという。
かわいいタッチの猫柄とリアルタッチの猫柄がそれぞれ2色2サイズ展開しており、値段は税込み1320円。4月初旬の販売スタート直後に即完売したという。コロナの影響で材料の一部が入手困難だったため、やっと10月30日に再販スタートしたものの、翌31日にはほぼ完売というからすさまじい人気だ。
「老若男女を問わず、猫好きなら『おっ!』と手が伸びてしまうデザインが1番の人気理由では。川上は5年前に出した『彼の彼女と私の538日~猫からはじまる幸せのカタチ~』(竹書房)というエッセイ本で、元カレから『少しの間だけ』と預けてられた老いたメス猫と、元カレとの別離をきっかけに逆に仲が深まり同居を続け、“彼女”の最期を看取るまでの日々を写真付きで綴って猫好きと本好きから絶賛されています。つまり川上は優れたマーケティング力が自然に身についているのではないでしょうか」(女性誌記者)
12月5日、6日には、「猫の飼い主のプロ」になるためのオンライン講座「第1回キャットアカデミー」を開催する川上。専門家を招き、スムーズに病院へと連れて行く方法や深夜に体調を崩した猫への対処法などを学ぶそうだが、こちらも大きな反響がありそうだ。