新型コロナウイルスの感染拡大は続いているが、落ち着いたらぜひとも旅行に行きたいもの。この冬、乗ってみたいローカル線を鉄道好きレースクイーンの小林未来さんに聞いた。
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鉄道好きレースクイーンでレールクイーンとして活動している小林未来です。今回、私がおすすめするのはしなの鉄道の「軽井沢リゾート号」。土・日・休日限定で運行されている観光有料快速列車です。今年7月4日から営業運転を開始したSR1系という車両で運用されていて、鉄道ファンの注目を集めています。
この軽井沢リゾート号には1列車あたりわずか4席という軽食付きのプランがあり、人気なんです。実は運行開始翌日に乗ったんですが、軽食付きプランのきっぷは取れず。今回やっと乗ることができました。沿線の人気カフェが手掛けるお食事は地元の食材が使われていて、とても美味。信州の美しい景色を見ながらいただくと、至福の時間になりました。
実はこの軽井沢リゾート号はただの観光列車ではありません。未来の観光列車像を作り出そうしているとしているんです。SR1系はふだん、普通列車として、平日は通勤快速列車としても運用され、土・日・休日は軽井沢リゾート号にもなります。こうして運用コストを下げているんですね。厳しい状態が続く鉄道ですが、新たな取り組みによって利用者に喜んでもらえるような列車を走らせている。頭が下がります。ふだんは普通列車で休日は観光列車としても走らせるスタイルは今後主流になるかもしれません。それを確かめるためにもぜひ乗ってほしい列車です。
現在発売中の「アサ芸Secret Vol.67」では、乗車した時の様子を詳細にレポートしています。ぜひ読んでみてください。
軽井沢リゾート号
【運行日】土・日・休日
【運行区間】軽井沢~妙高高原を1日1往復 長野~軽井沢を1日1往復
【料金】乗車券+500円(片道) 軽食付きプランは乗車券+2000円(片道)