12月20日に決勝戦が生放送された「M-1グランプリ2020」(テレビ朝日系)にて、最終決戦進出を果たしたお笑いコンビの「見取り図」が、ネット荒らしの洗礼を受けたようだ。
「彼らのネタ披露が終わった直後くらいから、ネット百科事典のウィキペディアでは二人の名前を書き換える編集合戦が勃発。ツッコミ担当の盛山晋太郎は《長髪》、ボケのリリーは《デザインパーマ》と書き換えられていたのです。さらに人物紹介の欄にもそれぞれ《長髪の方》《デザインパーマの方》と書き加えられる始末。これらのいたずらはすぐに修正されましたが、書き換えに気づいた人たちからは《ネット民、仕事早いな!》と感心する声もあがっていました」(芸能記者)
これらの書き換えは、見取り図のネタを講評する際に審査員の上沼恵美子が「長髪のほう」とイジったことが発端。立川志らくも同じボケで追随し、松本人志が「デザインパーマのほうが」と乗っかってきたことで、視聴者に二人の髪型が強くインプットされていたのである。
「ウィキペディアでは時おり同様の編集合戦が発生するもの。有名な例では2007年にボクシングの亀田大毅が内藤大助に敗れた際、《リング上で切腹》などと書かれたことがあります。これは試合前に大毅が『負けたら切腹する』との啖呵を切り、反感を買っていたことが原因でした。その点、今回の見取り図にはお笑いファンから『漫才の実力なら優勝だった』との声も多く、長髪やデザインパーマといったネタにもむしろ愛を感じられるのではないでしょうか」(前出・芸能記者)
どうやら見取り図は昨年の「ぺこぱ」さながらに、優勝を逃してもブレイクできる可能性が高そうだ。
(金田麻有)