コロナ蔓延の影響で収録延期が相次いだ2020年のテレビ業界。4月から放送予定だったTBS系日曜劇場「半沢直樹」もクランクインが大幅に遅れ、7月半ばからの放送となった。
その結果、前代未聞の“1年延期”を余儀なくされたのが、同枠で夏クールに放送予定だった「ドラゴン桜2」だ。劣等生が東大受験に挑む同名の人気漫画を原作として阿部寛が主演を務めることが発表されている同作。
「シーズン1は2005年に放送され、最高視聴率20.3%(ビデオリサーチ調べ・関東)を記録した大ヒットドラマ。その続編とあってTBSでは『半沢直樹』と並ぶ大注目作でした」(テレビ雑誌ライター)
さらに、「1年延期は話数を減らして制作するのではなく、完全な形で作りたいという同局の意気込みだと思いますよ」とは、テレビ関係者。
「まだキャストとして発表されていませんが、前作で生徒役を演じた長澤まさみの出演は間違いないでしょう。原作では長澤演じる水野直美が東大を卒業して弁護士となった後、教師として母校に帰ってくる設定なんです」
もっとも長澤にとって1年の放送延期は極めて大きな負担となりそうだ。
「21年の彼女はこの『ドラゴン桜2』のほか、映画『マスカレード・ナイト』『コンフィデンスマンJP』のロケを控えている。連日の番宣も重なり『超過密スケジュール』となるのは必至。いまから長澤の身体を心配する声が噴出しています」(前出・関係者)
長澤にとってハードな1年となりそうだ。(山倉卓)