長瀬智也と宮藤官九郎の名タッグ復活、元SMAP香取慎吾が5年ぶりに民放参戦など、冬ドラマの話題が目白押しの中、ひと際注目を集めているのは、主演で激突する人気女優の綾瀬はるかと高畑充希だ。
「2人とも大手芸能プロダクションの『ホリプロ』に所属し、同時期のドラマで先輩と後輩で競わせるのは珍しい。昨年、新型コロナの影響で撮影スケジュールがズレたことで、実現したともいわれています」(芸能記者)
これまで綾瀬は「ホリプロ三姉妹」の“次女”として、“長女”の深田恭子と“三女”の石原さとみとともに事務所を引っ張ってきた。そんな中、次世代の看板候補に高畑が台頭。業界内で「四姉妹」と呼ばれるまで実力をつけてきていた。
今回の直接対決の実現により、視聴率次第で「下克上」が起きてもおかしくないのだ。
まずは先にスタートする綾瀬のドラマから触れていこう。初めて刑事役を務めることになったのが、1月17日に放送される「天国と地獄~サイコな2人~」(TBS系)。
その内容は、警視庁捜査一課の刑事・望月彩子(綾瀬)が、殺人事件の容疑者に浮上した高橋一生扮する“サイコパス”な殺人鬼・日高陽斗を追い詰めるも、逮捕直前で2人の魂が入れ替わってしまうオリジナルストーリー。
「放送時間は『半沢直樹』など同局のドラマの『顔』となる日曜劇場の枠です。脚本は綾瀬とコンビを組んで大ヒットした『義母と娘のブルース』や『JIN‐仁‐』(いずれもTBS系)の森下佳子氏を起用。撮影前に綾瀬からどんなキャラクターを演じたいのか、リクエストしながら作り上げているそうです」(ドラマ誌ライター)
一方、高畑は1月21日に放送のドラマ「にじいろカルテ」(テレビ朝日系)で主役を務める。物語で高畑が演じるのは、ある秘密を抱えたまま山奥にある虹ノ村診療所にやってきた“ぽんこつ”ドクターの紅野真空。そこで出会った外科医・浅黄朔(井浦新)と看護師・蒼山太陽(北村匠海)とシェアハウス生活をしながら、村人たちと触れ合い、命と向き合っていく成長物語だ。
「脚本はNHK朝ドラ『ひよっこ』などで知られる岡田惠和氏を起用。医療作品ながら医療シーンはあまりなくて、人情話で、泣き、笑える作品になりそうです」(前出・ドラマ誌ライター)
綾瀬と高畑。気になる2人の撮影現場の様子とともに「下克上バトル」の背景について、1月12日発売の「アサヒ芸能」1月21日特大号で特集されている。