1月スタートのドラマで国民的女優・綾瀬はるかに果敢に勝負を挑むのが、高畑充希。実は何の因縁か、両者は事務所の先輩と後輩という間柄。今や高畑はライバルを蹴落とし、「数字の取れる女優」として脚光を浴びているのだ。はたして下剋上を達成し、「白いブラウスが日本一似合う」綾瀬の牙城を崩すことができるのか。
長瀬智也と宮藤官九郎の名タッグ復活、元SMAP香取慎吾が5年ぶりに民放参戦など、冬ドラマの話題がめじろ押しの中、ひときわ注目を集めているのは、主演で激突する人気女優の綾瀬はるか(35)と高畑充希(29)だ。芸能記者が興奮気味に解説する。
「2人とも大手芸能プロダクションの『ホリプロ』に所属し、同時期のドラマで先輩と後輩を競わせるのは異例中の異例と言っていい。昨年、新型コロナの影響で撮影スケジュールがズレたことで、実現したとも言われています」
綾瀬といえば「ホリプロ3人娘」の「次女」として、「長女」の深田恭子(38)と「三女」の石原さとみ(34)とともに事務所を引っ張ってきた大黒柱。そこへ割って入るように、次世代の看板候補として高畑が台頭。業界内で「4姉妹」と呼ばれるまでの実力をつけてきていた。そして満を持したタイミングでの直接対決により、視聴率しだいでは序列に変動があってもおかしくないのだ。
まずは後輩より先にスタートする綾瀬のドラマから触れていこう。これまでキャリアウーマン、元特殊工作員、教師などいろいろな役を演じてきた中で初めて刑事役を務めることになったのが、1月17日から放送される「天国と地獄~サイコな2人~」(TBS系)。
その内容は、警視庁捜査一課の刑事・望月彩子(綾瀬)が、殺人事件の容疑者に浮上した高橋一生(40)扮するサイコパスな殺人鬼・日高陽斗を追い詰めるも、逮捕直前で2人の魂が入れ代わってしまうオリジナルストーリーだ。
TBSも相当力を入れていて、最高の舞台を用意していた。
「放送時間は『半沢直樹』など同局のドラマの顔となる日曜劇場の枠です。この時間帯は彼女を一躍、国民的女優に押し上げた『JIN-仁-』(TBS系)と同じだけに縁起がいい。脚本は綾瀬とコンビを組んで大ヒットした『義母と娘のブルース』(TBS系)の森下佳子氏を起用。撮影前に綾瀬からどんなキャラクターを演じたいのか、リクエストを聞きながら作り上げているそうです」(テレビ誌ライター)
撮影現場では、警視庁捜査一課のコワモテの男性刑事に交じっての紅一点というだけではなく、男性陣の目を釘づけにする場面があったという。
「綾瀬さんは刑事役なのでスーツに白シャツ、ノーネクタイ姿が多いのですが、シャツがピチピチでボリュームのある胸元の存在感がすごいんです。それでいて走る場面がたびたびあるので、そのつど、胸が大きく揺れてスタッフは目のやり場に困ってしまいました」(ドラマ関係者)
綾瀬の胸揺れといえば、11年に公開された「プリンセス トヨトミ」(東宝)が思い出される。町を走り回るシーンで、「上下左右に胸が大暴れする様子を、いろいろなアングルやスローモーションで捉え、約4分間で76回も揺れた」(芸能記者)と絶賛され、今でも伝説の名場面として語り継がれている。
すわっ、その再来かと思われたが、今回のドラマでは少しばかり様子が違うようだ。それには綾瀬の意外な「性癖」が大きく関係しているというのだ。