巨人の坂本勇人が、11月8日の対ヤクルト戦でプロ野球史上53人目となる通算2000本安打を記録した。早くも「3000本」に期待を寄せる声も聞こえるが、日本プロ野球界において3000本を達成したのは、この人しかいない。張本勲氏だ。
張本氏の通算安打3085本は日本記録であり、史上最長の9年連続打率3割の記録保持者でもあるのだ。長嶋茂雄氏、王貞治氏、故・野村克也氏らの名スラッガーと同じ世代にして、この記録はすさまじいものがある。
しかし、その張本氏もコメンテーターとしては批判を浴びることが多いようで、報道番組「サンデーモーニング」(TBS系)では、歯に衣着せぬ物言いなどから、たびたびネットを騒がせてきたものだ。
そんな張本氏のとある発言に対して、「間違いでもない」と同調する人がいた。主に西武ラインズで活躍した元プロ野球選手の石毛宏典氏である。
石毛氏のYouTubeチャンネル「石毛宏典TV」で、11月18日に〈【張本勲は正しい?】NHKでメジャーの解説をしていた時日本人に批判されました…〉とタイトルした投稿回でのことで、時はさかのぼり石毛氏がロサンゼルス・ドジャースにコーチ留学していた1997年当時のことだ。NHK-BSで放送されたMLBの試合の解説を引き受けた際、MLBに素晴らしいスター選手も何人かいるが、日本人の方が洗練されて技術的にも良い選手がたくさんいると発言したところ、視聴した日本人から「なにMLBを分かったこと言ってるんだ!」といった批判があったそうだ。
日本人選手を褒めて、日本人から批判を浴びる理不尽さに首を傾げた石毛氏は、張本氏の「メジャーも大したことないよ!」の発言を例に挙げ、「間違いでもない」とキッパリ言い切ったのだった。
これを受けて、「張本さんに来てもらって下さい!」との視聴者のコメントが見受けらたが、両氏のクロストークは成るか、はたして…?(ユーチューブライター・所ひで)