2月11日、将棋の藤井聡太二冠が東京・パラリンピック五輪の聖火ランナーとして愛知県瀬戸市を走る予定だったが、辞退したことがわかった。
「タイミング的に五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言が影響したのではないかと思われましたが、昨年秋に将棋連盟を通じて辞退することを伝えていたそうです。二冠獲得と八段昇段してからスケジュールが多忙になり、将棋に専念することが理由だったとか」(スポーツ紙記者)
新型コロナで東京五輪が延期にならなければ実現していただけに、地元にとっては残念なニュースになってしまったが、将棋ファンにとって悲しみの理由はそれだけではないという。
「将棋はインドアなので、棋士が運動するイメージはしづらいのですが、実は藤井二冠は足が速くて、中学時代に50メートル走6秒8の自己ベストを記録したと報じられたことがあるんです。当然、聖火ランナーなのでフルスピードで駆け抜けるわけではないけど、どんなフォームで走るのか見てみたかったですね…」(将棋ファン)
今回、藤井二冠のもう一つの隠れた才能を生で見る機会は「幻」に終わってしまったが、いつか実現するのを楽しみに待ちたい。