2月14日から放送が始まったNHK大河ドラマ「青天を衝け」。吉沢亮演じる渋沢栄一の姉・なか役で出演しているのが村川絵梨だ。
和久井映見演じる温厚な性格の母ゑいに代わり、栄一を叱ってしつけるのがなかの役割だが、代表作のNHK朝ドラ「風のハルカ」やドラマ「ROOKIES」(TBS系)で、明るく快活なイメージがある村川には適役だろう。
そんな村川にはあまり知られていないかなり艶な“至宝”というべき作品がある。16年に主演した映画「花芯」がそれだ。
瀬戸内寂聴がみずからの不貞体験を、描いた自伝的小説が原作。作家・瀬戸内晴美として同作品を発表した当時、「子宮作家」のレッテルを貼られ、休筆をよぎなくされた問題作でもあった。
「村川は夫と子がありながら、夫の上司のもとへ走り、それも虚しくなり、文芸の道を歩む女性の生き様を演じています。夫役の林遣都との愛欲場面は4シーン。新婚初夜はマグロ状態。背側位で夫の林遣都に突かれるうちに快感に目覚め、脚を夫の胴に絡めるほどに悶えます。上司への愛を告白された後、夫は嫉妬に燃えてより行為が激しくなります。愛情のない夫に抱かれながら快感にむせぶ顔が、まさに艶すぎました。他にも激しく腰を動かして果てるなど、息遣いがリアルな場面もあります。ようやく上司・安藤政信と結ばれたる時は、向かい合って腰を動かしながらのディープなキス。しっかり声も出して絶頂場面までごまかしなしで演じています」(映画誌ライター)
Wikipediaにもなぜか全く情報が掲載されていない映画「花芯」。大河でもこの時の経験を生かした熱演を期待したい。