「(窃盗容疑で逮捕された)次男はもう別人格だから」といった調子で「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS系)からの降板には二の足を踏んでいたみのもんた(69)が、11月26日に会見を開き「朝ズバッ!」など全報道番組からの降板を発表した。しかし、「関西版みの」とも評される人気司会者の宮根誠司(50)の場合は「本人の醜聞」だったにもかかわらず、見事にかわしきっているが……。
みのの次男逮捕が報じられた直後、ビートたけしが東京スポーツ紙上で、〈みのの身を案じたら妻に「フライデー襲撃事件で逮捕されたあなたが言うな」とたしなめられた〉という「ネタ的」エピソードを披露していたものだが、確かにみのの次男逮捕は、さまざまな波紋を呼んだ。スポーツ紙記者が言う。
「結局、入社試験が超高倍率の日本テレビに勤務していた次男は、どうみてもみのさんによるコネ入社としか思えないから、親と別人格ではない、ということと、みのさんが今後、たとえば『女優の息子が違法薬物で逮捕』なんていうニュースの際に、親の育て方の問題にコメントがしづらいということで降板したんでしょう。しかし、これらの点で言えば、『情報ライブミヤネ屋』(日本テレビ系)や『Mrサンデー』(フジテレビ系)などで司会を務める宮根さんの場合は、逮捕されるような案件ではないですが、本人のオンナ醜聞なのに、よく何事もなくキャスターを続けていられるな、と思ってしまいますね」
ちなみに宮根の「醜聞」とは、隠し子騒動で、発覚したのは昨年の初め。一度目の結婚・離婚を経て独身だった宮根が大阪・北新地のホステスと、現在の夫人と結婚した後も交際を継続。ホステスが宮根との子を妊娠、出産してたことが女性誌にスッパ抜かれた。
「宮根は番組内で謝罪しましたが、その後、それほど彼に非難が集まらなかったのは、最初の女性誌の記事が『宮根の独占告白』という形で、宮根の言い分を全面的に掲載したことと、そこには『芸能界の大物』の力も働いたというのが業界内の定説です。もし宮根にそうした後ろ盾がなかったら、芸能人の隠し子騒動などが起きれば真っ先に取り上げる情報番組の司会者を続けられていられたかどうか……」
やはりタレントが持つべきものは「強力なバック」なのかもしれない。それにしても、今後有名人の隠し子騒動が起きた際にはどう論じるのか気になり、宮根の番組にチャンネルを合わせてしまうのは必至だ。これこそ、まさに宮根の思うツボか!?