競馬界のレジェンド・武豊騎手(52)の持つ「土日の最多勝利記録(12勝)」にあと一つ及ばなかったものの、デビュー13年目を迎えた松山弘平騎手(31)が3月20日の阪神競馬場で5勝、21日の中京競馬場で6勝の計11勝をあげる「神騎乗」をみせた。スポーツ紙記者が話す。
「松山騎手は昨年デアリングタクトで牝馬クラシック三冠を達成するなどファンの信頼も厚く、11勝のうち7頭が1番人気、2番人気が2頭、3番人気が1頭と、上位人気を背負っての勝利でした。ただ、中京第5Rは6番人気のパナプリで3連単8万円馬券を演出。この馬はデビューから9着、13着、5着で前2走は後方からの競馬でした。しかし、乗り替わりで初騎乗となった松山騎手は、スタート後、終始2番手を追走。最後の直線で先頭に立つと、迫りくる後続馬をしのぐ、すばらしい騎乗でした。ちなみにこの勝利で史上56人目となるJRA通算800勝を達成しました」
3月21日終了時点で全国リーディング2位(39勝)につけている松山騎手は、2日後の3月23日、ボートレース好きの藤岡佑介騎手(35)とともに、ボートレース公式YouTubeチャンネル「艇馬戦~テイバトル~」に自宅からリモート生出演した。
「この配信はタレントの伊藤愛真さん(23)が司会を務め、人気パチスロライターでボートレースの生配信で絶大な人気を誇るういち氏(47)と『SG第56回ボートレースクラシック』(ボートレース福岡)の初日、第9R~第12Rを予想するというもの。その配信の中で先日の11勝について『運もありました』と謙遜していましたが、ふだんの騎乗方法については『それぞれの馬に合った追い方を心掛けています。ズブい馬と自分からスッと動いてくれる馬では追い方を変えたりしていますね』と回答していました。こうした1頭、1頭と真正面から向き合う姿勢が好結果を生んでいるんだと思います」(前出・スポーツ紙記者)
「ボートレースは何度かやったことはあるんですけど、なかなか当たらないですね」と話していたとおり、予想は4レース中1レースを的中させたものの、軍資金3万円を全て失ってしまった松山騎手。本業では今後も「神騎乗」を連発してくれるに違いない。